ゼンリン住宅地図と最新ネット地図の秘密

電子版価格
¥1,408
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ゼンリン住宅地図と最新ネット地図の秘密

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408110639
  • NDC分類 291.038
  • Cコード C2025

目次

第1章 「住宅地図の不思議」解明編(アナログ街道まっしぐら五感と肉体と調査勘が頼り;「住宅地図」の歴史 ほか)
第2章 日本の面白住宅地図ネタ編(住宅地図版「迷路遊び」のできる島;本物の宝島で、たくさんの宝島を探し出す ほか)
第3章 「カーナビ地図の進化を追う」編(カーナビとの関わりは、一本の電話から始まった;ナビマップ、制作の現場)
第4章 クラウド、ビッグデータ時代の地図(無料でグーグルマップが見られる時代の地図ビジネス;ナビする地図からクルマを制御する地図へ)

著者等紹介

内田宗治[ウチダムネハル]
フリーライター、編集者。1957年東京生まれ。実業之日本社で旅行ガイドブック編集者、経済誌記者を経てフリーに。旅と散歩、鉄道、産業遺産に関するテーマで主に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

69
Yahoo!地図もNAVITIMEも区役所も消防署も警察署もゼンリン住宅地図を利用している。(数年前にGoogleがゼンリンと提携解除した時は、Googleマップの劣化がネットで話題になった)毎日1000人の調査員を導入し一軒一軒の住宅情報を網羅した地図を作成している。表札が出ている時点で、「世間に公表している」という扱いで、住宅地図に下の名前まで載せているらしい。福島の津波直後には行政に許可をもらい、流された住宅や仮設プレハブの住人調査を行なったとのこと。現地を足で回るって、コストはかかるけど大事だなぁ2022/10/04

エディン

24
伊能忠敬の本を最近読んだが、今回は現代の地図を作成することについてである。前半の住宅地を足で歩いて調査するところが、特に興味深かった。東北の震災後の調査、地下街や高架など3次元空間も入れた地図、最近のカーナビ事情など、デジタル化がなされてどんどん進化している地図業界とその調査の基本には足で歩くアナログの調査があること、調査中の人々との出会いなども面白い。2020/01/23

minoguchi

13
世界的にもユニークな「住宅地図」製作の現場ということのみならず、デジタルデータの場面でこそ強みとなっているのが職人技的ノウハウだということ、東日本大震災の際に果たした役割、この先の時空間情報システム等々、興味深いポイントが数多くあって、目ウロコを楽しみながら一気読み。 ピンク情報(と内部的に呼ばれている、家・建物の入り口の位置情報)とか、地味ではあるけれどすごい情報だよな、と改めて。2014/09/07

坂津

12
研究や趣味でフィールドワークを重ねる度に、家屋一軒一軒まで詳細に掲載してあるゼンリンの住宅地図が必要不可欠であることを痛感してきた。本書は、住宅地図が作成される過程や、住宅地図業界でトップに立つまでになった会社「ゼンリン」の歴史、カーナビやネット地図(グーグルマップなど)といった新しい業態への応用など、関連する幅広い内容を取り扱っている。調査スタッフがどのようにして住宅地図の一次情報を収集していくのかを記した第1章の内容が特に印象に残った。別府市の観光冊子の付録地図が全ての契機というのも意外だった。2017/09/18

こうちゃ

12
いつも何気なく利用していて便利なゼンリン。住宅地図は一軒一軒歩いて調べているという超アナログにびっくり。犬に吠えられたり、不審者に間違われたり、庭で30羽のウサギと遭遇したりと笑ってしまう場面も。その一方では、高精度計測を駆使し、カーナビへの情報提供も進化している。超アナログとハイテクの融合が未来を変えるかも!?2014/06/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8066778
  • ご注意事項