シェール革命 繁栄する企業、消える産業―想像を越えたエネルギーコストの低下が直撃

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408110257
  • NDC分類 575.59
  • Cコード C0030

目次

1 21世紀は「米国の世紀」になる(劇的なパラダイムシフトが水面下で進行中;米国がシェール革命で世界を圧倒した理由;存在感が急速に増す米国;シェールガス・オイルの基礎知識)
2 シェール革命は日本にどんな恩恵をもたらすのか?(「AGE of GAS」ガスの時代がやってきた!;シェール革命が求める日本の技術;裏側―ビジネスチャンスを拡大する日本の鉄鋼業;避けられない空洞化―シェールガス研究班まとめ)
3 世界のエネルギー供給構造が激変(地殻変動が世界中ではじまる;頭をもたげる環境問題と対策;渇望する中国;脱ロシアのEUだが思惑は交差;外交と安全保障問題)
4 シェール革命から何を学ぶか?(シェールガス・オイルは突然湧いたのではない;二〇世紀の石油時代とまったく違う価値観が誕生)

著者等紹介

財部誠一[タカラベセイイチ]
1956年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、野村證券に入社。同社退社後、3年間の出版社勤務を経てフリーランスジャーナリスト。1995年経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」を設立。金融経済誌等に幅広く寄稿するとともに、テレビ朝日「報道ステーション」、テレビ東京「未来世紀ジパング」などTVやラジオでも広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

40
ビジネス書はほとんど読まないのだが、シェール・ガス(オイル)自体に興味があり手に取った。シェールはブラタモリでタモリさんが「これは?」と問われて「頁岩ですか」と答える黒っぽい地味な堆積岩。石油工学では油・ガスを産出する砂岩に対し、それを閉じ込める帽岩や油の元になる根源岩と認識され、採油の対象では全くなかった。ところがテキサスで独立系石油会社を経営するミッチェル氏は既存技術の水平掘削や水圧破砕、マイクロサイスミックなどの手法を組合せ、90年代末迄に商業生産に成功。米国のエネルギー事情に変革をもたらした。2019/01/28

モモのすけ

11
まだまだ日本にもチャンスがあるかも。米国のシェール革命が日本企業へ好影響を及ぼす可能性をわかりやすくまとめてます。先進国米国がシェール革命で存在感を増す理由は、低エネルギーコスト、電力安定供給、低カントリーリスクと多くの投資マネー、法と契約など、中国や東南アジアに比べればはるかに良いというところ。ちょっと楽観的かもしれないが、「21世紀は『米国の世紀』と呼ばれる時代になるかもしれない」と。2014/03/30

とうゆ

9
シェールガスによって、各国のエネルギー戦略は大きく変わった。今のところ、エネルギー資源に乏しい日本には良い影響がででいる様である。色々と参考になったが、エネルギーが地産地消に向かい、エネルギーの獲得競争が収まっていくという意見には賛同しかねる。そこまでのエネルギーが眠っているとは考えられないし、人間にそこまでの良識があるとも思えない。2014/09/14

nori

8
It is pity that there is not enough critical view of shale gas revolution. Although author is so called 'economist', he did not analyze how concerned with greedy wall street. I hope not this is next stage of financial capitalize and hash imperialism. 2014/06/25

そらのひつじ

5
現場取材の体験も交えた多角的な解説で、シェール革命をなかなかの臨場感で伝えてくれる。シェール革命によって変わる世界のエネルギーバランスの解説がとりわけ興味深かった。日本は、シェール革命の影響で、エネルギー調達先の多様化が可能となり、エネルギー安全保障上の安定を得る絶好の機会らしい。また、シェールガスの発掘機材や発掘に使用した水の浄化など、日本の技術を生かせ分野も多いらしく、大きなビジネスチャンスのようだ。シェール革命に対しては否定的な見方もあるだろうが、本書は日本にとって明るい未来を期待させる。2014/03/30

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