• ポイントキャンペーン

中国大分裂―改革開放路線の終焉と反動

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408109435
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0031

内容説明

熾烈を極める現政権vs人民解放軍。薄煕来氏(重慶市党書記)の失脚により共産党と軍の亀裂が決定的。瀋陽軍区の傀儡・北朝鮮の動向が焦点。

目次

序章 瀋陽軍区のロボットとなった北朝鮮
第1章 中国経済のカゲリと毛沢東思想の復活
第2章 中国共産党の変質に苛立つ人民解放軍
第3章 瀋陽軍区は北京にとって「腫物」的存在
第4章 文民統制が効かなくなってきた人民解放軍
第5章 「平和ボケ」の日本に未来はあるのか
第6章 世界中から見直される日本の底力

著者等紹介

長谷川慶太郎[ハセガワケイタロウ]
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年に独立。1983年に出版した『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masataka Nabeshima

3
長谷川氏の本を読んだあとに、過去の中国の行動を振り返ってみると、なるほど!と腑に落ちる部分が本当にたくさんあります。結構すごいと思います。2012/08/19

T坊主

2
2012年12月12日北朝鮮は4月に失敗したミサイル発射を強行した。一般紙は金正恩書記の権威を確立させるためだと論評しているが、氏は中国人民解放軍の瀋陽軍区が操っていると。それは先軍政治=毛沢東思想(半改革路線)を目指しているからと。重要部隊の5つの内4部隊が瀋陽軍区が持っており、北京中央政府はコントロールできないと。これからの焦点は核実験をやるか、そして国連で武力制裁決議に中国が賛成するか、した場合瀋陽軍区が堂出るのか?氏は国内内戦になると。これからもこういう事を頭に入れながら、中国の動きを見て生きたい2012/12/19

shimbo

2
さすが、長谷慶さん。物事の解釈、推論が、ものすごく端的で分かりやすい。情報ネットワークも流石です。▼北京中央政府は人民解放軍を統制できていないらしいです。特に北朝鮮に隣接する瀋陽軍区に圧倒的に軍事力が集中しており、金正恩は瀋陽軍区の傀儡。北朝鮮の核開発は北京中央に対する恫喝で、第三回核実験を実行した場合は、中国分裂となる恐れもあるとのこと。アメリカが東アジアの空母を2隻に増やしたのも、人民解放軍の暴発に備えてのこと、と。▼中国の情勢はよく勉強しておいた方が良さそうですね。2012/08/20

k.shirokuma

0
改革解放政策を推進する中国共産党に対し、毛沢東主義を信望するは民解放軍は、対立関係にある。そして、北朝鮮政府は瀋陽軍区の支配下にあることを前提に、今の、中国を論じる。読みやすい文章だが、長谷川氏の著作にしては、根拠が浅く、少し説得力に欠ける。2013/12/04

鱈内

0
とりあえず読書初め…2013/01/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5241915
  • ご注意事項