内容説明
日本の舵取りを担った歴代首相たちのエピソードが満載。対米協調路線の吉田茂、日ソ共同宣言を目指す鳩山一郎の対立と妥協、トップの椅子をめぐって繰り広げられた「三角大福」のすさまじい権力闘争ｅｔｃ…。最高権力者たちは激動する時代の波に翻弄されながら、何を成し遂げようとしてきたのか。歴代首相５８名のすべてを１冊で読み解く決定版。
目次
第１章 明治時代の首相―富国強兵、立憲政治の確立で近代国家の礎を築く
第２章 大正時代の首相―藩閥・官僚体制からの脱却、政党政治に命を賭ける
第３章 昭和「戦前」時代の首相―軍部支配が進展、悲劇的結末への道を突き進む
第４章 昭和「戦後復興」時代の首相―“保守政治”が定着、奇跡的な復興を遂げる
第５章 昭和「高度成長」時代の首相―世界第二位の経済大国からバブル絶頂期へ
第６章 平成時代の首相―連立の時代が到来、激変する世界情勢に翻弄される
著者等紹介
小林弘忠［コバヤシヒロタダ］
１９３７年東京都生まれ。１９６０年早稲田大学卒業後、毎日新聞東京本社に入社。社会部記者、情報調査部長、メディア編成本部長等を歴任。毎日新聞社を退職後は、武蔵野女子大学、立教大学非常勤講師等を経て、ノンフィクション中心に著述活動を続けている。２００６年３月に刊行された『逃亡「油山事件」戦犯告白録』（毎日新聞社）で、第５４回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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mitei
14
歴代の首相それぞれの政権の時の業績が細かく書かれている。特に戦後の首相がしっかり書かれていたので戦後史を調べるのに最適か。2011/02/10
g_eiru
3
この人がやってるNHKの昭和談義が好きなんですが、そうとは気づかずに読み始めた 明治〜昭和あたりは自分でもよくわかっていない部分が多かったので、いい勉強になりましたね2020/08/31
岡本
3
こういった本が時折読みたくなったので古本屋で購入。歴代総理の業績や政治的な出来事が淡々と纏められている。更にはその政権時に起きた出来事が欄外に。2007年発売なので福田政権で終わっているが、この後民主党時代を経て本書で酷評した安部首相が戻って来る事は筆者も予想出来なかったんだろうなぁ…2015/03/09
takuchan
3
伊藤博文から福田康夫まで/恥ずかしながら存じ上げない方も何人かおります。分かりやすくまとまっており、資料として手元に置いておきたい一冊。福田首相になったところで終わっているので「あなたとは違うんです!!」は書かれていない。2012/11/02
おとなふみちゃん
2
いつか、息子と話をする日のための歴史無知母の学習用。また読みたい。市立図書館。３１２Ｎ８の棚。2012/10/11
