内容説明
荷物の輸送やスクールバスといった、地域の重要な足。被災地の代替輸送や離島、火山など過酷な環境を行く路線。所要6時間半の日本最長ルートや1日片道1便のみなどの、ユニークな運行形態の路線…。にわかに注目を浴びる、ローカル路線バス。田舎で便数が少なくても、地元のために様々な役割を担っている。それら「なるほど」と頷け、ちょっと楽しい全国の路線バス事情を掘り下げれば、日本の各地域の背景がまた違った角度から見えてくる。
目次
第1章 ナンバーワン&オンリーワン―全国唯一の個性派路線(運行距離日本一―全長約百六十七キロを六時間半で走る日本一の長距離路線バス;標高日本一―漂高二千七百二メートル!期間限定の登山者向けバス ほか)
第2章 車窓の向こうに見えてくる―土地柄を映し出すバス路線(鉄道の廃線により生まれた北海道の代替バス路線;旅館の主がバスを走らせた!千葉県初の乗合自動車説もあり ほか)
第3章 背景を知れば思わず納得―施設と車両の不思議(消えた私鉄の歴史を受け継ぐバスの拠点として生きる村松駅;京都市営バスの行先表示はなぜLED化されないのか? ほか)
第4章 なぜそんなことになった?全国路線バスの面白トリビア(ツーマン運行―全国でもレアなツーマンバス 杉並区の狭路にて運行中;増便対応―観光地の島を走る能古島内線 行楽シーズンはバスを船で補充? ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
8
路線バスに関するトリビア集。車両や仕様といったバスそのものでなくあくまでバス路線にフォーカスしているため、国内旅行の参考にもなりそう。最もガイドブックとして活用するのは難しそうだが。2019/07/15
Abercrombie
1
全国の路線バス事情の紹介。カラー写真は表紙だけ。路線図もあまりなく、内容もあっさり。ちと物足りない。2017/05/29
Shinichi Takahashi
0
イカロスMOOKで出ている「秘境路線バスをゆく」でも取り上げられているエピソードが多いのだが、路線バスもいろいろバリエーションがあって面白いですよね。2017/04/04
のげぞう
0
特徴のある路線バスを紹介した本2016/12/11
ふみ乃や文屋
0
定番ネタから知らないネタまで大変話題が豊富で面白い。取り上げられた路線バスは北海道から沖縄まで全国津々浦々。バスや公共交通に興味がある方は一読されたし!2016/11/22