内容説明
ヴォーリズは日本人を深く愛し、後に日本に帰化し、滋賀県近江八幡を拠点に、建築家、教育者、実業家、伝道者として超人的に働いた。本書は、彼の多彩な活動を生み出したキリスト教信仰を示す、主に『湖畔の声』誌に寄稿された珠玉のエッセイ71編および自伝的エッセイ「一粒の信仰」等を収録。激動の時代をひたすら神の国を目指して走った一信徒の軌跡が鮮やかに。
目次
神の国の種を蒔こう(「湖畔の声」第一号発刊の辞―一九一二年(明治四十五年)
勇気を持って自分の主義を貫くこと―一九一二年(明治四十五年)
世界の一致団結―一九一二年(大正元年)
聖書の研究―一九一二年(大正元年) ほか)
一粒の信仰(一粒のからし種;近江に着く;バイブルクラス;共同生活 ほか)
付録 日々の瞑想(M・B著)
著者等紹介
木村晟[キムラアキラ]
1934年滋賀県野洲市生まれ。近江兄弟社学園を経て日本大学文学部で学ぶ(国語学専攻)。文学博士。桜美林大学、神戸女子大学、駒澤大学並びに大学院で教鞭を執る。現在、駒澤大学名誉教授
岡田学[オカダマナブ]
1973年京都に生まれ滋賀県で育つ。膳所高校を経て島根大学卒業後、滋賀県庁で森林政策や自然保護行政に従事。現在は商社勤務のかたわらヴォーリズ研究にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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