出版社内容情報
日本にもあった!巨大な直線道路。なぜ造られ、どのようなものだったのか?なぜ急に廃絶したのか?謎解きの世界へと誘う。
日本にもあった! 巨大な直線道路
藤原京などの都(みやこ)と地方を結ぶことを目的に、計画的に整備・造成された古代道路「駅路(えきろ)」。その道は、どこまでも直線で、巨大な幅を有していた。さらに、想定される総延長は六三〇〇キロメートルにもおよび、中世、近世、近代をしのぎ、現代の高速道路にも匹敵する。だが不思議なことに、この大事業がなされた理由が文献史料に見当たらない。古代道路はなぜ造られ、どのようなものだったのか? そして、なぜ急に廃絶したのか?本書では、古代史の流れとともにわかりやすく解説する。また、身近に存在する古代道路を、地図や写真などから見つける方法も披露、謎解きの世界へと誘う。
第一章 古代道路とは何か
第二章 なぜ、造られたのか
第三章 奈良時代の交通制度
第四章 古代道路の工法
第五章 地図から読む古代道路
第六章 現代によみがえった景観
第七章 古代道路の見つけかた
第八章 廃絶の謎
【著者紹介】
文化庁文化財調査官。1966年、宮城県石巻市生まれ。1988年、奈良大学文学部文化財学科卒業。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員を経て、文化庁入庁。現在、文化庁文化財部記念物課埋蔵文化財部門に勤務。専門は日本古代交通史。著作に『古代国家と道路』『道路誕生』(ともに青木書店)、『道が語る日本古代史』(朝日新聞出版)などがある。
内容説明
1300年前の巨大な道路はなぜ造られ、廃絶したのか?奈良時代、国家を挙げて造成した古代道路「駅路」。それは、天武天皇による日本列島改造だった。文化庁文化財調査官が謎に迫る。
目次
第1章 古代道路とは何か
第2章 なぜ、造られたのか
第3章 奈良時代の交通制度
第4章 古代道路の工法
第5章 地図から読む古代道路
第6章 現代によみがえった景観
第7章 古代道路の見つけかた
第8章 廃絶の謎
著者等紹介
近江俊秀[オウミトシヒデ]
文化庁文化財調査官。1966年、宮城県石巻市生まれ。1988年、奈良大学文学部文化財学科卒業。奈良県立橿原考古学研究所主任研究員を経て、文化庁入庁。現在、文化庁文化財部記念物課埋蔵文化財部門に勤務。専門は日本古代交通史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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