内容説明
ガリレオの天文学、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論…。物理学という学問の成果は、今日の科学技術、文明を作りあげてきたといっていい。しかし昨今、特に若者のあいだで理科系離れが進んでいるという。高校の「物理」の教科書を見ると、数式・公式ばかりが並んでおり、それが導き出されるに至った過程や考え方の筋道が述べられていない。本書では、数式を一切使わず、しかも物理学の本質をつかめるように初歩から解説していく。
目次
第1章 物理学とは何か―自然現象に合理性と法則性を見出す
第2章 力と運動とは―ガリレオ・ニュートンが作りだした力学
第3章 物理現象をどこから見るか―視点の取り方で同じ現象が違うものになる
第4章 さまざまな姿を持つ「エネルギー」とは
第5章 物理学を見る手段―光と眼のメカニズム
第6章 電気と磁気の正体とは
第7章 物質は究極的には何からできているか―素粒子物理学の世界
第8章 物理学の本質を理解するとはどういうことか―残された課題
著者等紹介
桜井邦朋[サクライクニトモ]
昭和8年生まれ。神奈川大学名誉教授。理学博士。京都大学理学部卒。京大助教授を経て、昭和43年、NASAに招かれ主任研究員となる。昭和50年、メリーランド大教授。帰国後、神奈川大学工学部教授、工学部長、学長を歴任。ユトレヒト大学、インド・ターター基礎科学研究所、中国科学院、スタンフォード大学などの客員教授も務める。現在、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員として、研究と教育にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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