出版社内容情報
ミレトスのタレスからスラヴォイ・シジェクまで、わかりやすい図解(マインド・マップ)で100を超える哲学理論を簡潔に解説。難解な哲学用語を使わないで複雑な理論を解きほぐす、自分でものを考える人のための哲学入門。
・宇宙はどのようにして始まったのか。真実とは何か。どうすればよい人生をおくれるのか。人生や存在の本質にかかわる根源的な問いにたいして偉大な思想家たちが提出してきた答えは、いまなお私たちが世界を理解するための枠組みをなしている。ミレトスのタレスからスラヴォイ・ジジェクまで、その哲学の概念が世界をどのように切り開いていったのかを簡潔に解説。
・その哲学者のキーとなることばを随所に織り込みながら、わかりやすい図解(「マインド・マップ」)で100を超える哲学理論を紹介。難解な哲学用語を使わないで、複雑な理論を解きほぐす。
・初心者から哲学を学ぶ人、さらに幅広い読書人まで、自分でものを考えることの楽しさを発見し、味わうことのできる本。
内容説明
わかりやすい図解で100を超える哲学理論を簡潔に解説した哲学入門。
目次
古代世界―紀元前700年~後250年
中世世界―250年~1500年
ルネサンスと理性の時代―1500年~1750年
革命の時代―1750年~1900年
現代世界―1900年~1950年
現代哲学―1950年~現在
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柳 真佐域
14
また小難しい御託から始まりやがってボケェーーーと思って読み始めた哲学書(図鑑)第一号。まさか自分が哲学の本を読むことになろうとは。本の縁というものは、計り知れない。本当は博愛主義者の本が読みたかったのだが、図書館に置いていないということで、取っ掛かりを探し、この本をとった。筆者の書いている部分は何を言っているか、さっぱりわからなかったが、哲学者一人一人の話になれば、面白く読めている。特に、西洋の哲学者ではなく、老子や釈迦の話しは興味を引かれ、次は儒教や仏教の本を読んでみたいなと思わされた。やっぱりアジア圏2019/06/09
1959のコールマン
13
☆4。ふーむ。ちょっと残念。哲学理解の上で欠かせない図式、図解が殆ど無い。それぞれの論者の対立関係とか、論争とかを図式化すればよかったのに・・・。それから訳者あとがきでも指摘されている通り、精神分析関係の人物がざっくり抜けている。加えて構造主義も。著者達はまた、現代思想は「いかがわしいエリート思想」と思っているようだ(p288-289)。それなら「『知』の欺瞞」を詳しく説明するの?と思ったがそれも無い。ただ、個々の項目の文章は内容が濃く、レベルも高く、考えさせる様になっており、図鑑にふさわしいと言える。2019/05/25
にこにこ
9
「図鑑」なので、図で表現しようとしているのはよくわかる。ザーッとみて学校で習った事を思い出すのも良し。お気に入りの哲学者を見つけて他の本へ渡るもよし。2017/04/02
阪口まな
7
西田哲学はそれまでの既存の思想を包容していて理解が追いつかない…これで楽しよう!と思ったがそれぞれの概要…というよりも見出しが書いてあるだけで参考資料にはならなかった…。哲学に興味を持って半年ほどなので興味深かった。特に1950年から現在までについては未知の領域だった。2020/10/26
魚京童!
7
人間は生まれつき自由だが、いたるところで鎖につながれている。2013/12/24