内容説明
一八八〇年、北海道の未開の地。元幕府軍の“ひと斬り十兵衛”は家族を成し暮らしていた。ある日、彼のもとを旧友が訪れ女郎の敵討ちに誘う。亡き妻と結んだ「もう誰も殺さない」という誓い、生きるため他に術のない自らへの葛藤―。苦悩のなか十兵衛は、貧しく暮らす子のため再び刀を抜く決意をし、争いの渦へ飲まれていく。大迫力傑作長編。
著者紹介
司城志朗[ツカサキシロウ]
1950年愛知県生まれ。名古屋大学文学部卒業。放送作家などを経て小説家となる。83年、矢作俊彦との共著『暗闇にノーサイド』で角川小説賞を受賞するなど受賞歴多数。近年は映画のノベライズも手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



