内容説明
領土問題の真実、政治経済の弱体化など、すべての根源は戦前戦後の歴史観の欠乏にあった!なぜ日本人は本当のことを知らないのか。
目次
第1章 近代ニッポンを造った男たち―西郷隆盛・大久保利通
第2章 日本を世界に認めさせた外交 『坂の上の雲』の時代―陸奥宗光・小村寿太郎
第3章 花ひらく政党政治 その興隆と終焉―大隈重信・原敬・浜口雄幸他
第4章 戦争へ続くテロの時代 五・一五事件と二・二六事件の真相―犬養毅・大川周明・北一輝他
第5章 太平洋戦争への道―近衛文麿・東條英機
第6章 戦後復興と日米安保―吉田茂・岸信介
第7章 経済大国の罠―田中角栄・中曽根康弘
著者等紹介
田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年生まれ。評論家・ジャーナリスト。早稲田大学卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネルを経て、77年フリーに。87年からテレビ朝日「朝まで生テレビ!」、89年から「サンデープロジェクト」に出演、相手の本音を引き出すトークでTVジャーナリズムの新しい地平を開く。98年、戦後の放送ジャーナリストのひとりを選ぶ「城戸又一賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JUN
5
なかなか分かりやすかった。歴史は繰り返している感じがした。2022/12/01
山下 賀久
4
田原総一朗さんの本です。幕末から昭和50年代後半の中曽根首相までの近現代史の入門書として最高の本ではないかと思います。私自身も中学、高校時代には全く習わなかったところですが、絶対に知っておかなければならない時代だと思います。どういう時代背景だったのか、なぜ戦争に突入したのか、明治天皇も昭和天皇も戦争には反対だったのに当時の政治家はなぜ止められなかったのか、恥ずかしいですが詳しく知りませんでした。特に大衆の反応、メディアの在り方は勉強になりました。お勧めの一冊です。2013/09/04
hatman
2
幕末から55年体制までをざっと読みやすくまとめた著。 ところどころに田原さんの小ネタが入っており、なかなか面白い。 手本がなくなりリーダ不在の現代。目指す姿もなく「敵」になりうる存在もない閉塞感はどう解消したらよいのだろう。。。 おススメの1冊です!2014/02/09
MxTx
2
歴史の事実を知るということよりも田原さんのちょっとした小ネタが面白くて歴史上の人物の性格などを良く自分の中でイメージできるのがとても面白かった。2013/05/01
Akihito Azegami
2
ちょうど学校教育では抜けてる部分。孫崎享氏「戦後史の正体」を合わせて読むと面白いかな。2013/02/03