天を相手にする―評伝 宮崎市定

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天を相手にする―評伝 宮崎市定

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  • サイズ 46判/ページ数 440p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336062765
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

東洋史学研究の巨人と呼ばれ未だ江湖の読書人を惹きつけてやまぬ宮崎市定。その魅力を余すところなく詳述する初の本格的評伝。日本を代表する東洋史学者、宮崎市定。東洋史学研究の巨人と呼ばれるとともに、研究者、一般読者を問わず未だ江湖の読書人を惹きつけてやまぬその魅力を余すところなく詳述する初の本格的評伝。

はしがき

第一章 千曲川の畔―飯山時代(明治三十四年?大正八年)
第二章 山出しの青年―旧制松本高等学校時代(大正八年?大正十一年)
第三章 優れた師の下で―京都帝国大学文学部での学生時代(大正十一年?大正十四年)
第四章 ごく上々な門出―大学院から旧制高校の教授(大正十四年?昭和九年)
第五章 鼻息の荒い時代―京都帝大の助教授、フランス留学(昭和九年?昭和十三年)
第六章 国策に従事して―京都帝大の助教授から教授へ(昭和十四年?昭和二十年)
第七章 地味な宮崎―京大教授時代(昭和二十一年?昭和四十年)
第八章 江湖の読者に迎えられて―停年後の宮崎(昭和四十年?平成七年)


あとがき

井上文則[イノウエフミノリ]
著・文・その他

内容説明

日本を代表する東洋史学者、宮崎市定。東洋史学研究の巨人と呼ばれるとともに、江湖の読書人を惹きつけてやまぬその魅力を余すところなく詳述する初の本格的評伝。

目次

第1章 千曲川の畔―飯山時代(明治三十四年~大正八年)
第2章 山出しの青年―旧制松本高等学校時代(大正八年‐大正十一年)
第3章 優れた師の下で―京都帝国大学文学部での学生時代(大正十一年~大正十四年)
第4章 ごく上々な門出―大学院から旧制高校の教授(大正十四年~昭和九年)
第5章 鼻息の荒い時代―京都帝大の助教授、フランス留学(昭和九年~昭和十三年)
第6章 国策に従事して―京都帝大の助教授から教授へ(昭和十三年~昭和二十年)
第7章 地味な宮崎―京大教授時代(昭和二十年~昭和四十年)
第8章 江湖の読者に迎えられて―停年後の宮崎(昭和四十年~平成七年)

著者等紹介

井上文則[イノウエフミノリ]
1973年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。京都大学博士(文学)。専攻は古代ローマ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さとうしん

16
宮崎の東洋・西アジア・西洋を連環させる世界史像がどのように形成されたのかなど、学問の歩みや個々の業績の評価を丁寧にまとめている。『アジヤ史概説』をめぐるトラブルや、『論語』の字句の改竄など、毀誉褒貶の「褒貶」にあたる部分、中国古代都市国家論をめぐる貝塚茂樹との感情的なこじれなどについても言及されている。著者は西洋史畑だが、かなりまとまった評伝になっていると思う。2018/08/02

ピオリーヌ

3
読了。 未読の宮崎市定本を読まねばならぬ。「アジア市概説」からいこうかなあ…2018/12/28

山像

3
スケールの大きい学問を展開する如何にも明治の大人物と言った風情の歴史学者を描いた評伝。宮崎市定は『謎の七支刀』『史記を語る』が好きなのだけど、本書によればいずれも晩年の作で学界の定説に縛られない自由な著述を主に行なっていた時期らしく。「先行研究把握に誤りが多い」というような批判が向けられているとまで書かれると何か心苦しくなる(そして著者は古代ローマ史の専門家なので、学説の妥当性にまで踏み込んだ記述はほぼ無し)。うーむ。 まあ読み物として無類に面白いものを生涯に渡って書き続けたことだけは確かなようだ。2018/11/06

書房

2
宮崎自身の「自訂年譜」を基にしたと言いつつも、幅広い文献が渉猟され、よくまとまった評伝。東洋史のあらゆる分野に多大な影響を与えた宮崎だけに、専門が異なる西洋史の著者だからこそバランスの取れた叙述が可能だったのかもしれない。戦争協力や「剽窃」といった、後年の宮崎自身が回顧を拒んだ話題にも、相当の紙幅が割かれ、全集に入っていない文章は引用されているのも良い。何はともあれ私も、宮崎市定全集を読んでみたくなった。2019/09/05

電羊齋

2
「日本橋下の水はテムズ川に通じ、江戸っ子の吸う空気は、パリジェンヌの吐き出した息である」(宮崎市定『東洋的近世』)。宮崎市定の歴史観を象徴する言葉であり、本書ではこの歴史観の形成過程がよくまとめられている。また、本書では宮崎の戦時中の時局・国策との関わりについても詳しく言及されており、特に海軍との秘密会合に関する内容が興味深い。それから個人的にはやっぱり『雍正帝』、『鹿洲公案』に関するエピソードが面白かった。やっぱりご本人は楽しんで書かれていたんだなあと。2018/09/16

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