西部邁と佐高信の快著快読

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西部邁と佐高信の快著快読

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334977160
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

読まずには死ねない名著を論客2人が縦横無尽に斬る。

目次

ツヴァイク『ジョセフ・フーシェ』
島崎藤村『夜明け前』
シュリンク『朗読者』
中江兆民『三酔人経綸問答』
シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』
坂口安吾『堕落論』
マキアヴェリ『君主論』
石光真人編著『ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書』
チェーホフ『犬を連れた奥さん』

著者等紹介

西部邁[ニシベススム]
1939年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。同大学大学院経済学研究科理論経済学専攻修士課程修了。東京大学助教授、教授を経て、現在、評論家、雑誌「表現者」顧問

佐高信[サタカマコト]
1945年山形県生まれ。慶応大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て、現在、評論家、「週刊金曜日」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

5
対談集。9冊の本について。ここでは、島崎藤村『夜明け前』を(47ページ~)。西部氏「時代が発狂者を多くするのと同時に、狂気の素質のある人が発狂するということも言える」(54ページ)。発狂せざるを得ない選挙結果速報。これでは、もう日本は終わりだ。理由は投票率が低すぎて5割程度で何が民意だ。低投票率では大政党が勝つ。これは一票の格差も問題だが、選挙制度の問題である。「木曽路はあまりにも寂しいし、寒いし、貧しいから」(60ページ)、今でも政治を変える力が足りないのか。東大話法にまたまた、騙され、夜明けは来ない。2012/12/16

hyoshiok

2
図書館本。西部邁と佐高信の対談をまとめた書評本。ツヴァイク「ジョセフ・フーシェ」、島崎藤村「夜明け前」、シュリンク「朗読者」、中江兆民「三酔人経綸問答」、シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」、坂口安吾「堕落論」、マキャヴェリ「君主論」、石光真人「ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書」、チェーホフ「犬を連れた奥さん」。本を題材にあれやこれや話す。「夜明け前」以外、読んだことがないのでこれを機に一つ二つ読んでみたいと思った。「ある明治人の記録」に興味を持った。2018/02/27

shushu

2
所謂名著を1冊づつ取り上げた対談。ツヴァイク「ジョセフ・フーシェ」島崎藤村「夜明け前」シュリンク「朗読者」中江兆民「三酔人経綸問答」シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」坂口安吾「堕落論」マキャヴェリ「君主論」石光真人「ある明治人の記録 会津人柴五郎の遺書」チェーホフ「犬を連れた奥さん」2013/12/28

Masataka Sakai

1
遠慮がちに知識の出し合い 左右にはあえて近寄らず2018/01/26

はるわか

1
浮薄なものは容赦しないという共通感覚、坂口安吾「堕落論」、お仕着せの観念で戯れるのは問題だがやはり人間は観念なり象徴なりから逃れられない、醜いことも引き受けるということが堕ちるということ、しかし人間は落ち切ることはできない、小林秀雄に生きることのみっともなさというようなものを避けて通る教祖ぶりというのはいったいどういうことだ、水道橋駅のプラットフォームから泥酔して落っこちたじゃないか、「ある明治人の記録会津人柴五郎の遺書」、西部:電車の中で涙ぐんだ、ある段階で気がついた僕は自分をまるっきり信じちゃいけない2014/01/03

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