内容説明
アクの強い住人たちが、これでもかとばかりに問題を引き起こす「グランドマンション一番館」を舞台に、希代の名手の技巧が冴え渡る!「神の灯火」か『そして誰もいなくなった』か。ファン必読の傑作ミステリー連作集。ようこそ。不可解で愉快なグランドマンションへ。
著者等紹介
折原一[オリハライチ]
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒。’88年『五つの棺』でデビュー。’95年『沈黙の教室』で第48回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鳳
141
次から次へと、問題が起こるマンション。怪しく、謎の多い住人たちが巻き起こすドタバタが、たまらなく楽しかった。そして、真相に驚きが。民生員の高田英司、はまりました。うざかったけど、今の時代こういう人必要かなぁ。2016/04/01
mint☆
121
折原さん初読み。グランドマンションに住む人たちにまつわる叙述ミステリーの短編集。違和感を感じるけどはっきりとした正体はわからない。あーそうだったかー!と何度思ったことか。記憶力も試されますね。面白かった。他の著作も読んでみたい。2020/06/28
ダイ@2019.11.2~一時休止
100
マンションの各部屋からつながっていく連作短編集。いろんな時事問題も織り込まれ面白かった。2014/01/13
初美マリン
97
からくりがありすぎて。2020/02/10
ゆみねこ
94
こんな癖の強い住人だらけのマンション、絶対に住みたくないと思いました。でも、隣人と上司は選べないって言う言葉もあるし…。久しぶりに折原ワールドに浸りました。2016/01/28