大絵画展

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334927462
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ゴッホ作「医師ガシェの肖像」を巡り、絵画を愛するものたちが仕掛けた、痛快でスリリングな史上最大の罠!第14回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

著者等紹介

望月諒子[モチズキリョウコ]
1959年愛媛県生まれ。銀行勤務後、学習塾経営。デビュー作『神の手』は、電子出版で異例の大ヒットをして話題となる。『大絵画展』で日本ミステリー文学大賞新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

65
巻頭にポール・ニューマンとロバート・レッドフォードに捧ぐとある。「スティング」を意識したということか(「明日に向って撃て!」じゃないのか)?しかし、あのテンポのよさから来る謎解きの爽快感は感じられない。ドンデン返しには驚くが、独特の文体で背景が灰色に感じられるせいか?全体的にもたつきが感じられ、今一つスッキリしなさが残ってしまった。バブル景気の狂乱ぶりとポストバブルの日本の落ち込みさ加減を読み取れたことはよかったかな。2013/11/18

BlueBerry

42
スティングとゆー映画が発想の原点のようで「落ち」を楽しみにして読んでいましたが割と普通でちょっと残念。盛り上がりに欠けるのだよねぇ・・。ストーリーの展開は丁寧だったと思います。序盤△中盤○ラスト○2014/04/30

紅香

30
生きてる間、1枚も売れなかったゴッホの絵画は今やオークションにかければ、億という価値を生み出している。『医師ガシェの肖像』流転の物語。。面白い。持ち主を渡り歩いてる間に奉り上げられ、でもその期待に応えられなくて、疲労感漂うガシェ。「面倒は、ごめんだ」と愚痴が聞こえそう。この物語でもガシェにとっては、すごい冒険。だんだんガシェが可哀想になってくる。飛ぶように売れる人気画家になったゴッホ。今の現状を知ったらゴッホは何てコメントするのかな。『画家は時代を残すことに生命を燃やし尽くすから悲しいのです』2016/09/24

RIN

26
文章も巧いし設定もテーマも面白いのに今一つ地味な作風という印象のあった著者だが、今作はエンタテイメント性に富み弾けた感じで嬉しい。いつもの如く、くどいくらい説明過多ではあるが、結末に向けて畳みかけるように痛快に進む犯行とこんな「犯罪」を計画した裏の人間ドラマが爽やかで読後感もすこぶる良い。寡作な作家さんだが、この路線での次作を楽しみにしたい。2012/09/03

エドワード

24
美術を愛するものにとって、美術品が公開されず秘匿されることは非常に哀しい。ところがそういうことは古来頻繁に起きる。王侯や独裁者の私的コレクション、そしてバブル景気の時代。時に人間は美術品をモノ=投機の対象として扱う。不良債権となった美術品は倉庫の奥で深く眠る。「楽園のカンヴァス」のような作品かと思いきや、「黄金を抱いて翔べ」ばりの強盗とコン・ゲームの連続するスリリングな展開。全く無関係な男と女の物語がひとつに収縮していく面白さ。元百貨店美術部員のセリフ「ぼくはあの絵を人に見せたいのです。」が胸を打つ。2014/08/17

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