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カッコウの卵は誰のもの

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334926946
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

スキーの元日本代表・緋田には、同じくスキーヤーの娘・風美がいる。母親の智代は、風美が2歳になる前に自殺していた。緋田は、智代の遺品から流産の事実を知る。では、風美の出生は? そんななか、緋田父子の遺伝子についてスポーツ医学的研究の要請が……。さらに、風美の競技出場を妨害する脅迫状が届く。複雑にもつれた殺意・・・。超人気作家の意欲作!

内容説明

親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。

著者等紹介

東野圭吾[ヒガシノケイゴ]
1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒。1985年、『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。以後、意欲的に作風を拡げ、幅広い層の読者の人気を集める。1999年、『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年、『容疑者Xの献身』で第134回直木賞と第6回本格ミステリ大賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

342
スポーツ物のミステリ。感情移入できそうな人物が出てこないのが難点だが、風美にはかわいそうにと思った。2013/08/03

kaizen@名古屋de朝活読書会

339
冬季の運動競技にまつわる物語。父親,緋田宏昌は,娘,緋田風美が自分の子供でない可能性を知る。どういういきさつで,子供がすり替わったかは亡くなった母親しかしらないかもしれない。犯罪の可能性を感じながら真相を知ろうとする。娘の血縁者の可能性を示唆され,DNA鑑定にのぞむ。母親が犯罪を犯したわけではないことを知る。DNA鑑定で運動競技に適した遺伝子の組み合わせがあるという話が副題。科学的根拠を余り示していないのが気にかかる。娘の血縁者の行動の描写が乱雑。やや雑な終わり方のような気も。読者が余韻を楽しむためかも。2013/08/31

どんちん

252
殺人事件の犯人も、風美の出生の秘密も、なるほどなるほど、そうきたか!と、いろいろな思惑が交錯し、それなりに期待感をもって読めた。よくも悪くもハッピーエンド、何も知らない風美が必要以上に傷つくことなくよかった。が、「とてもよかった」とまでは感じなかった。なぜか?全体的にピントがぼけているように思えた。それは、伸吾の位置づけがどうも・・・後半の柚木の活躍が派手すぎ・・・などと、少々登場人物が盛り込まれすぎていていたと感じたからかもしれない。2013/01/22

takaC

247
なんかちょっと色々欲張りすぎてる感じがするし、「しっかり構想に基いて書いてるいるの?」感が拭えない。月刊誌連載だとそんなモンなのかなぁ。万人受けを狙う必要はないと思うのだが、もうそうせざるをえない作家だということなんだろうか。わざわざ高い単行本で買ってまで読む程の小説ではなかった。2010/04/05

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

186
2代続けてのスキー選手となった父と娘が、その才能の遺伝的な研究への協力を持ちかけられるなか、思わぬ事件が発生。事件の背後に娘の出生の秘密が関わっているのではと疑問を抱いた父は、真相を確かめるべく封印していた過去をたどり始める。そんな魅惑的な筋立てに関係者それぞれの思惑が絡み合い、謎が次々に深まっていく展開。そこに才能をテーマに親子関係を描いた物語としての味わいも加わり、さすがに楽しませてくれる。一方で、物足りなさを感じたのも正直なところ。そう感じてしまうのも東野作品への期待値が高すぎるからではあるのだが。2014/04/16

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