内容説明
ホッブズは「万人の万人に対する闘争状態」こそ、人間の自然状態だと定義する。なぜそうなのか。この逆説をどう解消すれば平和が実現するのか。社会契約による主権国家の成立を理論づけた本書の第1部は、国家を構成する個々の人間を、その本性から考察する。
目次
感覚について
イマジネーションについて
イマジネーションの波及ないし連鎖について
話す能力について
推論および学問について
意志的な行動の、心の中での始まり(通常の言い方では情動)その表現手段としての言葉について
論理的思考の終わり、あるいは締めくくり
一般に知力と呼ばれている各種能力とその不全
学術分野の分類について
権力、価値、位階、毀誉、ふさわしさについて
行動様式の違いについて
宗教について
人類の自然状態―人類の幸不幸に関わるもの
第一、第二の自然法および契約について
その他の自然法について
人格、本人、人格化されたもの
著者等紹介
ホッブズ,トマス[ホッブズ,トマス] [Hobbes,Thomas]
1588‐1679。イングランドの哲学者・思想家。英国国教会牧師の次男として生まれる。幼い頃からラテン語とギリシア語を学び、オックスフォード大学に入学。卒業後はキャヴェンディッシュ男爵の長男の家庭教師となり、ヨーロッパ旅行に随伴、見聞を広めると同時に、古典に目を開いた。帰国後、国内の政情不安のなか1640年に出した『法の原理』が当時の議会派から厳しく非難され、同年末パリに亡命。約11年の滞在期間中の’51年に『リヴァイアサン』を刊行した
角田安正[ツノダヤスマサ]
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
魚京童!
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たみ
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