内容説明
声の在所には銃口が待っていた。閃くオレンジ色の炎が立ちふさがり、何かがガチャッといって彼を捉えた。頭の中に、光が弾けた。…端正で乾いた文体、洒落た会話、イメージを喚起する小道具。マドリッドを舞台にスペインの熱気を彷彿させる表題作、書下ろし新作「挫けぬ女」を収めた、残虐でスマートな傑作小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ユ-スケ
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やっぱハードボイルドじゃないと惹かれないか2013/01/30
わしきざらし
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この小説は表題作のスペインを始め、シンガポール、マレーシアなどが舞台。もちろん横浜も。国境を越えても、車、気の強い女、美味しそうな酒、それらをまとめるシャレた会話がその時代の空気と共に味わえる。そしてただシャレてるだけじゃなく、辛口の仕上がりになっているところもまた味わい深い。この本の表紙は内容にぴったりの素敵なものになっているのに見られないのは残念だ。 2009/07/02
kirin90495163
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日本だけでなく、スペインにシンガポールやマレーシアもお話の舞台になってるハードボイルド小説。洒落た会話やお洒落な車、米軍基地に屯する若者達。その時代を知ってたらもっと面白いと思うけど、今では想像するのも難しかったです。日本国内より海外でのお話の方が面白く感じたのも、そんな理由かも。面白くないわけじゃなくて、その時代に生きて読みたかった小説です。2019/07/27




