内容説明
なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか？目の前の現実を変革する「知の力」＝「知性」を磨くための田坂流知性論。
目次
なぜ、高学歴の人物が、深い知性を感じさせないのか？
「答えの無い問い」に溢れる人生
なぜ、「割り切り」たくなるのか？
「割り切り」ではない、迅速な意思決定
精神のエネルギーは、年齢とともに高まっていく
「固定観念」を捨てるだけで開花する能力
なぜ、博識が、知性とは関係無いのか？
頭の良い若者ほど、プロフェッショナルになれない理由
なぜ、優秀な専門家が、問題を解決できないのか？
「スーパージェネラリスト」とは、いかなる人材か？〔ほか〕
著者等紹介
田坂広志［タサカヒロシ］
１９５１年生まれ。’７４年東京大学卒業。’８１年同大学院修了。工学博士（原子力工学）。’８７年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。’９０年日本総合研究所の設立に参画。取締役を務め、現在同研究所フェロー。’００年多摩大学大学院教授に就任。同年シンクタンク・ソフィアバンクを設立。代表就任。’０３年社会起業家フォーラムを設立。代表就任。’０８年世界経済フォーラム（ダボス会議）のＧＡＣメンバーに就任。’１０年世界賢人会議・ブダペスト・クラブの日本代表就任。’１１年東日本大震災と福島原発事故の発生に伴い内閣官房参与に就任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
92
入門書かな？でも結構面白かったのでもうちょっと深く知りたくなりました。本書で紹介されていた著作を読んでみようと思ったら、既に何冊かは読みたい本に登録していた当方。読まねば。2017/06/20
ehirano1
79
再読。「答えの無い問いを前に、その問いを、深く問い続けることのできる能力、それが知性に他ならない（ｐ24）」は”天才とは努力し続けることのできる人”と他書（イチローの事だったか、ノムさんの言だったか・・・）で述べられていたことを思い出しました。「継続は力なり」の力は能力であり、それを支えるのが意志力なのではないかと思いました。それでは意志力を支えるのものは・・・。2017/06/20
あすなろ
78
スーパージェネラリストの時代。そんな題名・内容に興味あり積読本読了。そんな人材がこれからの時代に入り用なのだろうと潜在的に思考していることもある。知性と知能は違っていて、知性は答えのない問いに決して諦めず問い続ける能力であり、その対応の為の生き方・鍛錬を解いている。まず知性とは、直感力・洞察力・大局観・経験を書物からの知識と結びつけ得られるものと解く。次に七つのレベルの思考として、思想・ビジョン・志・戦略・戦術・技術・人間力を鍛え、自己限定を捨てよ、と。その七つの内容の深掘りをしていく。なかなか良かった。2018/10/21
あちゃくん
71
「知性」とは？「ビジョン」とは？「戦略」とは？など人生やビジネスにおいて非常に重要な単語が平易な言葉で解説されています。平易な言葉なんだけど、非常に深いなという印象です。田坂さんの他の著作の読書案内といった側面もある本なので、他も著作も読んでみたいなと感じさせられました。2014/05/20
Tadashi_N
33
尊敬できない専門家の正体は、この本にある通りなのかもしれない。2018/12/03
