「いのち」の重み―小児科医と臨床宗教師が語る「心の処方箋」

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「いのち」の重み―小児科医と臨床宗教師が語る「心の処方箋」

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784333027316
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0095

内容説明

いま、「いのちの現場」では何が起こっているのか。40年間、難病の子どもたちと向き合ってきた小児科医と、日々、悩み苦しむ人たちに献身的に寄り添う臨床宗教師との対話。

目次

第1章 死んでいく子どもたちが教えてくれたこと
第2章 他者のために祈る
第3章 決して風化させてはいけない「東日本大震災」
第4章 人の悲しみと儚さに共感する
第5章 お遍路は「歩く瞑想」
第6章 自分らしい生き方、無理のない死に方
第7章 いのちの重みを知る

著者等紹介

細谷亮太[ホソヤリョウタ]
1948年、山形県生まれ。1972年東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院小児科に勤務。テキサス大学M.D.アンダーソン総合がん研究所病院小児科に1977年から1980年間赴任し、最先端の治療を学ぶ。帰国後に、聖路加国際病院小児科に復職。小児科部長として小児がんの子どもたちの治療に携わると同時に、子どもたちとのキャンプ活動や執筆活動にも取り組む。俳人としても旺盛な活動を行う。専門は小児血液・腫瘍学、小児保健など

大下大圓[オオシタダイエン]
1954年、岐阜県高山市生まれ。12歳で出家し、高野山で修行、現在高野山伝燈大阿闍梨位。高野山大学卒業後にスリランカに留学、瞑想を中心に初期仏教を修行する。帰国後、飛騨を拠点に「いのち」のボランティア活動を展開する。現在は、円空仏で知られる飛騨千光寺住職(臨床宗教師)として「心の研修」を手がけ、いくつかの大学で医療、教育、福祉における心の教育、スピリチュアルケアを探求している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

69
「人のいのちの尊厳やその重み」を語り合った本。対談者の一人は、生きたいと思っているのに死ななければならない小児がんの子どもたちのいのちの儚さと生きることの重みを見つめてきた小児科医の細谷亮太氏。もう一人は、目の前の苦しむ人に寄り添いながら心のケア(スピリチュアルケア)の臨床宗教活動を行っている飛騨千光寺住職の大下大圓氏。医者も臨床宗教師も、自分のことを一生懸命にしていれば、自然に他の人のためにもなる「自利利他」の職業であり、死ぬことと生きることを見つめてきた二人の対話は、心にしみわたる言葉に満ち溢れている2016/06/20

月華

4
図書館 対談集。細谷先生の本という事で借りました。小児科医と住職という接点が無さそうな職業のお二人でしたが、人に寄り添う、という共通の生き方をされているように思いました。2017/04/06

さなだーまん

0
細谷先生の講演で購入。患者さんとの距離感を1.5人称という絶妙な表現をされている。医療を突き詰めると宗教観、倫理観が大事で哲学的なところに向かうのだろう。自利利他を正しく理解できた。2017/04/13

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