内容説明
きょうは、おおみそか―。はこださんちは、お正月のじゅんびでおおいそがし。そして、じゅうばこのなかのおせち一家もおおいそがし!ふたごのかまぼこ、こうちゃん、はくちゃん、だてまきママに、くわいパパ、えびばあちゃんに、たたきごぼうじいちゃん…。たくさんのおせちたちといっしょに、たのしいお正月をむかえましょう。
著者等紹介
わたなべあや[ワタナベアヤ]
1978年、東京生まれ。武蔵野美術短期大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
59
大晦日から年明けにかけて、重箱の中に住むおせち一家の年越しの様子を描く妄想絵本。人間の子供達が年越しそばを食べる頃、おせち一家も年越しそばを食べる。エビのおばあちゃん、クワイのお父さん、伊達巻きのお母さん、カマボコの子供達、黒豆の赤ちゃんたち。他にも、煮しめや昆布巻き、紅白なます、焼き魚たちもテーブルを囲んでいる。その後、お風呂に入って寝るかと思いきや、夜中にみんな総出でお椀の船で初詣に。夜明け前に重箱に戻ると…やっぱり食べられてしまうのであった。楽しい絵だけど、なんだか物悲しいね。2017/01/08
そうさん
25
4歳11ヶ月。わたなべさんの絵はやはり可愛くて好き!おせち料理とはどういうものなのかが説明されているので、そこはためになる。こんなにきちんとおせち料理を作ることは多分ないと思うから(たとえ作っても、買っても全てはうちの家族は食べなさそう)こういう本で日本の伝統文化を学ばせることが出来たらと思う。2019/07/02
雨巫女。@新潮部
18
おせち料理が、美味しそう。2010/12/19
いろ
16
正月に向けて「お節料理って何?」が分かる絵本を借りた。人間の三世代家族と,重箱の中のお節料理が大家族になって暮らしている「お節一家」を,交互に,大晦日~元旦までの様子を描いている。アニメキャラ風な可愛らしいお節一家の面々に4歳男児おおはしゃぎ♪「僕,この絵本,大~好き☆ いっぱい出てくるのが可愛いもん。」くろまめあかちゃんがお気に入り。最後に人間家族が食べているお節は「お節一家とは違う,食べ物のお節! 顔も手も足もないから!」と主張ww 見返し「お節の名前・由来」「お節一家の名前」を何度も眺めるv2012/12/13
志
15
双子の子どもたちと、おせち一家のお正月の過ごし方が描かれています。おせちの由来も書かれていて、勉強になります。おせち一家が出てくるページは、とても賑やかで、眺めているのが楽しいです。子どもがもう少し大きくなったら、伊達巻はどこかな?黒豆はどこかな?と探しながら読むのが楽しそうです。おせちにも、その家ならではのもの、地域性があると思うので、比べてみるのもいいですね。「くわい」は埼玉に引っ越してくるまで知りませんでしたし。2015/07/12