感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひらけん
12
先日、衣笠さんが亡くなり、この本に書いてあった「江夏の21球」を読み、思わず部屋でこっそり泣きました。津田投手が好きになり、カープファンになったのが小学生の頃。衣笠さんがマウンドまで行き、津田投手を励ます姿を微かに覚えている。でも、一番印象的やったのが、阪神の金本監督が現役引退する時に、カープ時代の1002打席無併殺の記録が一番誇れるって書いていた話かな。どんな状況でも、チームの為に全力疾走する。そこに金本選手の美学と哲学がある話を読んで、草野球する時はどんなにボテボテのゴロでも、一塁まで全力疾走してます2018/04/29
もろっち
3
96年になんとしても優勝しておけば、カープの歴史も変わっていたんだろうなあ。チェコの裏切りがなかったら、山内や澤崎や小林幹英がもっと長く投げられたら、江藤や金本が出ていかなかったら…。時々妄想してしまいます。2014/09/28
しんいち
2
創生期からのカープの歴史を読める本。 懐かしい時代を思い出したり、当時は幼くてわからなかったトレードの事情とかを知ることが出来て面白かった。 今年のカープには頑張ってほしいな。2015/02/11
紺色の風書
1
大事典の名の通り、多様な項目があり、特に歴史で各年及び寸年単位での傾向などの解説が良かった。苦難の末に初優勝から黄金時代、時流から外れた低迷でした。やはり1996年ですが、今と反対の極端な打高投低の弱点、脆い所がありましたね。それでももし優勝していれば、あのままどっぷり暗黒時代に漬からなかったのではと思う。大きさ重さが手頃で、資料も多いですが、項目の区切りが丁度良く、合間にも手軽に読めて良かった。2015/12/31
Hidehiro Takemura
0
この本の真骨頂は、カープの創成期パートにある。 金策に走り、球場で只見しようとする輩を見張っていたという初代監督石本秀一の逸話に触れると、野球狂の詩の東京メッツ監督五利一平みたいだと思い、いつか石本の生涯をたどってみたい、そんな気がした。 樋笠一夫は、30歳のルーキーでカープ初年度の4番。彼は実績を残しながら、その年一年で退団。その後、請われて巨人に入団し、クリーンアップを任された。 小鶴誠や金山次郎などスター選手を入団させた赤嶺昌志。「赤嶺旋風」と言われ悪評もある彼だが、彼がいなければカープ球団は消滅し2014/11/13