内容説明
それはたった二人だけのチームから始まった!JR東日本のIC乗車券カード「Suica」は、会社はおろか鉄道インフラという枠も超え、生活インフラの変革までもたらした。最初は誰からも期待されていなかったこのプロジェクトは、いかにして成功していったのか。研究開発の頓挫、試験の大失敗、気の遠くなるような作業、重大事故…限りなく無謀な挑戦の裏にはいつも、“理想の一念”があった。ますます進化するSuicaを創成期から支えてきた著者が明かす、激闘の記録。
目次
第1章 一枚のカードが変えた鉄道の世界
第2章 技術開発の時代―ICカード黎明期の苦闘
第3章 ビジネスモデル構築の時代―130億円を回収せよ!
第4章 Suica導入の時代 その1―混成部隊のチームワーク力が真価を発揮
第5章 Suica導入の時代 その2―Suicaが鉄道の新しい扉を開けた日
第6章 Suica育成の時代―Suica大ヒット。次の戦略が動き出す
第7章 拡大展開の時代―Suicaが変える駅ナカ・街ナカ
第8章 IC時代の陥穽と教訓
第9章 世界最大のIC乗車券ネットワークが完成した!
第10章 Suicaという“ものづくり”への思い
著者等紹介
椎橋章夫[シイバシアキオ]
1953年、埼玉県生まれ。1976年、埼玉大学工学部機械工学科卒業。同年、日本国有鉄道入社。1987年、民営・分割化により東日本旅客鉄道入社。本社設備部旅客設備課長、同鉄道事業本部Suicaシステム推進プロジェクト担当部長、同IT・Suica事業本部副本部長などを歴任、Suicaプロジェクトの指揮を執る。2012年、JR東日本メカトロニクス(株)(JREM)入社。現在、同社代表取締役社長。2006年、東京工業大学大学院(博士課程)修了。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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