内容説明
神亀年間の聖武天皇と天平年間の聖武天皇は別人である。天平年間の聖武は反唐の渤海と反長屋王の藤原宇合等によって擁立された。
目次
第1章 天武天皇と文武天皇(文武王の日本亡命;文武王の出自考;大津朝と高市(持統)朝 ほか)
第2章 文武・元明・元正時代(文武王即位に抗う弓削皇子;藤原不比等、破格の昇進;粟田真人の入唐 ほか)
第3章 “長屋王の変”と二人の聖武天皇(長屋王に見捨てられた元正天皇の最後;聖武天皇の実母をめぐる考察;渤海と大和朝廷の絆 ほか)
著者等紹介
小林惠子[コバヤシケイコ]
旧姓・稻田。1936年生。1958年岡山大学法文学部文学科東洋史専攻卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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