想像力の変容―イギリス文学の諸相

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想像力の変容―イギリス文学の諸相

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  • サイズ B6判/ページ数 588p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784327471545
  • NDC分類 930.26
  • Cコード C1382

出版社内容情報

 17~20世紀にかけて鋭敏な文学者の感受性がとらえたイギリス近代の微妙な裂け目に、文学的想像力のありようを浮かび上がらせる29人の力作論文の饗宴。

内容説明

ロマン派前後から現代までイギリス近代文学の実態をさぐる29編の試み。

目次

断片の採集
プシケとしてのベリンダ
ケンブリッジの憂鬱
バークとキケロ
四つの「序」
“Composed upon Westminster Bridge”を読む
ワーズワースのオルペウス的言語宇宙
ギリシア壺の誘う世界―キーツと想像力
シェリー、凱旋門、そして「生」
ミラノのラスキン
アーサー・シモンズの批評
アーネスト・ダウスンとラテン語の古典
文学と社会―エリオット、ジョイス、イェイツの場合
失敗の価値―モダニズムにおけるロマンティック・メタファーの非神話化
詩のなかの歴史―初期パウンドの詩学をめぐって
終りからの始まり―イェイツと詩の危機
W.B.イェイツにおける三幅対の発想
魔術と詩的想像力―イェイツの「魔術」の文脈について
1916年の「緑」―イェイツの政治意識をめぐって
月、猫、歴史―自作を読むイェイツ
「学童たちのあいだで」にみるイェイツの詩学
『ユリシーズ』第14エピソードの空隙
『ユリシーズ』第16挿話
ヴァージニア・ウルフの「アノン」への道
異教の母胎―D.H.ロレンスの『逃げた雄鶏』について
寓意を超えて―W.H.オーデンの『放蕩児の遍歴』序論
現代詩の最前線から―シェイマス・ヒーニー「この標のもとで」
言葉の立体派
個人史のためのレッスン―『ウォーターランド』に見る現代イギリス小説の一面