選択しないという選択―ビッグデータで変わる「自由」のかたち

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選択しないという選択―ビッグデータで変わる「自由」のかたち

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  • サイズ B6判/ページ数 237,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326550777
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

ネットに氾濫する「あなたへのおすすめ」の数々…。来たるべき世界は効率的なユートピアか? 見えない強制に満ちたディストピアか?ビッグデータが活用されるようになり、企業や政府は商品やサービスのデフォルト(初期設定)を容易に設定できるようになった。だがそれだと、私たちの「選択する自由」はなくなってしまうのではないか? いま注目のリバタリアン・パターナリズム進化させ、サンスティーンは「個別化したデフォルト」という回答を鮮やかに示す。

はじめに



序章 選択



第?部 人間の行動



第1章 デフォルトで決定する

第2章 とりあえず選択する



第?部 道徳と政策



第3章 情報を与えられた選択者と悪いデフォルト

第4章 選択を受け入れる

第5章 選択を要求するパターナリズム



第?部 未来



第6章 個別化

第7章 デフォルトであなたのもの?――予測可能な買い物

第8章 強制



結論 デフォルトによる自由



謝辞

解説[大屋雄裕]

キャス・サンスティーン[キャス サンスティーン]
キャス・サンスティーン(Cass R. Sunstein)
ハーバード大学ロースクール教授. 専門は憲法, 法哲学, 行動経済学など多岐におよぶ. 1954年生まれ. ハーバード大学ロースクールを修了した後, アメリカ最高裁判所やアメリカ司法省に勤務. 1981年よりシカゴ大学ロースクール教授を務め, 2008年より現職. オバマ政権では行政管理予算局の情報政策及び規制政策担当官に就任した. リチャード・セイラーとの共著『実践 行動経済学』(日経BP)は全米ベストセラーを記録. ほかの著書として, 『インターネットは民主主義の敵か』(毎日新聞社), 『最悪のシナリオ』(みすず書房), 『熟議が壊れるとき』(勁草書房)などがある.

伊達 尚美[ダテ ナオミ]
伊達 尚美(だて なおみ)
翻訳家. 南山大学卒業, シラキュース大学大学院修士課程修了. 訳書にランディ・バンクロフト, ジャク・パトリッシ『別れる? それともやり直す?』(明石書店), マルコム・グラッドウェル『第1感』(光文社, 共訳)など多数.

内容説明

ビッグデータが活用されるようになり、企業や政府はあなたに合った商品やサービスのデフォルト(初期設定)を簡単に設定できるようになってきた。だがそれだと、私たちの「選択する自由」はなくなってしまうのではないか?いつのまにか誰かに操られ、自分の頭で考えなくなってしまうのではないか?自分と同じ意見しか目にしなくなり、視野が狭くなってしまうのではないか?ビッグデータ時代にふさわしい自由と選択を追い求め、いま注目のリバタリアン・パターナリズムをさらに進化させる!

目次

選択
第1部 人間の行動(デフォルトで決定する;とりあえず選択する)
第2部 道徳と政策(情報を与えられた選択者と悪いデフォルト;選択を受け入れる;選択を要求するパターナリズム)
第3部 未来(個別化;デフォルトであなたのもの?―予測可能な買い物;強制)
デフォルトによる自由

著者等紹介

サンスティーン,キャス[サンスティーン,キャス] [Sunstein,Cass R.]
ハーバード大学ロースクール教授。専門は憲法、法哲学、行動経済学など多岐におよぶ。1954年生まれ。ハーバード大学ロースクールを修了した後、アメリカ最高裁判所やアメリカ司法省に勤務。1981年よりシカゴ大学ロースクール教授を務め、2008年より現職。オバマ政権では行政管理予算局の情報政策及び規制政策担当官に就任した

伊達尚美[ダテナオミ]
翻訳家。南山大学卒業、シラキュース大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤギ郎

16
私たちはいつも何かを選択している。その選択は、私たちの自由意思に基づいて行われているのだろうか。一方で、決めないと進まないこともたくさんある。私たちは事細かく決めることもできるが、なにせ面倒である。そこでデフォルト・ルールが登場する。デフォルトを定めることで、利用者は面倒なことをせず「決める」ことができる。デフォルトがいやならオプト・アウトすればいい。コンピュータとインターネットの発達により、デフォルトが重要な意味を持つようになってきた。解説は『自由か、さもなくば幸福か?』(筑摩書房)の大屋雄裕先生。2020/08/29

はるわか

13
選択したいかどうかを人に尋ね、選択したくなければデフォルトに頼るという、簡略な能動的選択の特有の長所について。能動的選択とデフォルト・ルールのどちらが、いつ、どんな理由で適切かについて。オプトイン(加入の選択)/オプトアウト(選択の拒絶)。インセンティブとデフォルト・ルール。選択アーキテクト(設計者)。信頼と情報、非対称性。任意と必須。①人間の行動:惰性、提案、損失回避、基準点。②道義的および政治的問題:パターナリズム。③未来:予測ショッピング、強制。2019/01/24

はなよ

12
ジョン・スチュアート・ミルの「自由論」に対する解答、という触れ込みに惹かれて読んでみたものの、翻訳が雑で読みづらい。文章の多くが「デフォルト」「アーキテクト」「パターナリズム」などの専門用語で埋め尽くされていて、ある意味哲学書よりも難解だ。序章と最後の解説だけ読んで、後は流し読みするか、そもそも買わないほうがいいと思う。この本の内容に添うなら「読まないという選択」も選択の内だ。別の翻訳本が出たらもう一度読んでみよう。2018/02/25

かず

7
一連の仕事に早くから取りかかり、そのせいで重大な負担とコストが無駄に生じることがある。人はわずかな時間に負担をかけすぎる傾向がある。このような状況に対し、デフォルト・ルールが役に立つ。2018/01/07

かわ

5
惰性で"デフォルト≒おすすめ"を選ぶのと、能動的に選ぶのとでは効果が異なる。 惰性で選ぶと後々後悔が生まれやすく、選択を変えたくなるらしい。 しかし、能動的に選ぶには個人の注意力、思考を使った上でその選択に責任を持たなければならないので、忙しい人は他人が選んでくれたデフォルトを選択しがち。 将来"あなたにおすすめの政党"を自動で投票する制度ができてしまったときに、能動的に選択できるのかどうか少し悩ましいな。2021/08/28

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