内容説明
新たなサービスの勃興と情報通信市場の流動化は、企業のみならず行政機関や監査法人などの広範囲にまで影響を及ぼし、事業法規制や競争政策の見直しを迫っている。
目次
クラウド産業論:本書の分析視角
1 クラウド産業の構造(プラットフォームを巡る法と政策;多面市場における競争戦略;クラウド・ビジネス)
2 電気通信事業法・電波法の改革(電気通信事業法における非対称規制:課題と展望;総務省「競争評価」の分析;無線ブロードバンド時代の周波数オークション)
3 クラウド・ビジネスと競争法(クラウド・ビジネスと競争法:独禁法審判決事例;メディアコングロマリットの垂直合併規制:Comcast事件を素材に)
著者等紹介
岡田羊祐[オカダヨウスケ]
1961年生まれ。1990年、東京大学経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)(東京大学)。現在、一橋大学大学院経済学研究科教授
林秀弥[ハヤシシュウヤ]
1975年生まれ。2002年、京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得認定退学。京都大学博士(法学)。現在、名古屋大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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