内容説明
冷戦が終わったあと、共通の敵を失った西側先進国の結束は崩れると思われた。しかし、これら諸国は結束を保ち、リベラルな民主主義は世界に広まっていった。アメリカがデザインした国際秩序は、なぜこれほどまで持続できるのか?戦後世界の起源と性質を、鋭く、深く、描き出す。中国の台頭を論じた「日本語版への序文」をオリジナルで収録。
目次
第1部 コンスティテューショナリズムとリベラルな覇権(アメリカ覇権の起源を再考する;社会化と覇権的パワー;リベラルな国際秩序の性質と源泉;国際関係論におけるコンスティテューショナリズム)
著者等紹介
アイケンベリー,G.ジョン[アイケンベリー,G.ジョン][Ikenberry,G.John]
1954年生まれ。マンチェスター・カレッジ卒業。シカゴ大学大学院博士課程修了、Ph.D.(政治学)。プリンストン大学助教授、ペンシルヴァニア大学准教授、ジョージタウン大学教授などを経て、プリンストン大学ウッドローウィルソン公共政策大学院教授。専門は国際関係論、アメリカ外交
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年生まれ。立教大学法学部卒業。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了、博士(法学)。北海道大学専任講師、敬愛大学専任講師、慶應義塾大学准教授などを経て、慶應義塾大学法学部教授。専門は国際関係論、国際政治史。主著、『戦後国際秩序とイギリス外交―戦後ヨーロッパの形成1945年~51年』(創文社、2001年、サントリー学芸賞受賞)、『倫理的な戦争―トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、2009年、読売・吉野作造賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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