民主主義の発明―全体主義の限界

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民主主義の発明―全体主義の限界

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  • サイズ A5判/ページ数 413,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326302543
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

民主主義はまだ発明されていない。全体主義を総括しながら、現代民主主義の理論を打ち立てる、ルフォールの主著。民主主義は全体主義の経験に照らされたとき、はじめてその意義を明かす。全体主義の概念によって、スターリニズムやファシズムを定義しなおしたルフォール。本書では、東欧政治体制の研究や『収容所群島』の読解を通じて、全体主義のただ中で生まれてくる民主主義の可能性と両義性を考察していく。

まえがき



第?部 全体主義を理解するために



第一章 人権と政治

第二章 全体主義の論理

第三章 スターリンとスターリン主義

第四章 左派連合が考えないこと

第五章 身体のイメージと全体主義



第?部 新たな兆しを読み解く



第六章 ソビエトの反体制派とわれわれ

第七章 革命の問題

第八章 ハンガリーの蜂起

第九章 もう一つの革命

第一〇章 ポーランドからの帰還

第一一章 可能性の限界を押し広げる



初版への序文

原注

訳注

解説 クロード・ルフォールの新しさと古さ

あとがき

索引

クロード・ルフォール[クロード ルフォール]
クロード・ルフォール(Claude Lefort)
1924年生. 政治哲学者. メルロ=ポンティに師事し哲学および政治運動に関わる. コルネリウス・カストリアディスと出会い「社会主義か野蛮か」を立ちあげる. カーン大学教授, フランス社会科学高等研究院教授などを歴任. マキァヴェッリ, トクヴィル, アレント, メルロ=ポンティらに影響を受け, 官僚制, 全体主義, 収容所体制といった20世紀の政治経験についての考察を展開. 2010年没. 主著に, 『官僚制批判の諸要素』(1971年, 未邦訳), 『マキャヴェッリ作品研究』(1972年, 未邦訳), 『政治的なものについての試論』(1986年, 未邦訳), 『余分な人間――『収容所群島』をめぐる考察』(宇京頼三訳, 未来社, 1991年), 『エクリール――政治的なるものに耐えて』(宇京頼三訳, 法政大学出版局, 1995年)などがある.

渡名喜 庸哲[トナキ ヨウテツ]
渡名喜 庸哲(となき ようてつ)
1980年生. 慶應義塾大学商学部准教授. フランス哲学, 社会思想史. 主要業績に『カタストロフからの哲学――ジャン・ ピエール・デュピュイをめぐって』(以文社, 2015年, 共編), 『エマニュエル・レヴィナス著作集』(第1巻, 法政大学出版局, 2014年, 共訳), ジャン=リュック・ナンシー『フクシマの後で――破局, 技術, 民主主義』(以文社, 2012年), ジャン=ピエール・ルゴフ『ポスト民主主義時代の全体主義』(青灯社, 2011年, 共訳)などがある.

太田 悠介[オオタ ユウスケ]
太田 悠介(おおた ゆうすけ)
1980年生. 日本学術振興会特別研究員(PD). 上智大学ほか非常勤講師. 思想史. 主要業績に「矛盾と暴力――エティエンヌ・バリバールの政治哲学序説」(『社会思想史研究』第37号, 2013年), ジェラール・ノワリエル『フランスという坩堝(るつぼ)――19世紀から20世紀の移民史』(法政大学出版局, 2015年, 共訳)などがある.

平田 周[ヒラタ シュウ]
平田 周(ひらた しゅう)
1981年生. 日本学術振興会特別研究員(PD), 獨協大学非常勤講師. 思想史. 主要業績に「人間主義論争再訪――アルチュセールとルフェーヴルの理論と実践における人間の位置」(『相関社会科学』第21号, 2012年), 「ニコス・プーランザスとアンリ・ルフェーヴル――1970年代フランスの国家論の回顧と展望」(『社会思想史研究』第37号, 2013年), 《L'espace sans ?tendue et le pr?sent en profondeur: essai sur la pens?e de Paul Virilio ? la lumi?re de Maurice Merleau-Ponty》(H. Matsui et al (?d.) Construction et d?finition du corps, Les ?ditions du Net, 2015)などがある.

赤羽 悠[アカバ ユウ]
赤羽 悠(あかば ゆう)
1984年生. フランス社会科学高等研究院修士課程(政治研究)修了. 東京大学大学院総合文化研究科およびフランス社会科学高等研究院博士課程在籍中. 社会思想史. 主要業績に『共和国か宗教か, それとも』(白水社, 2015年, 共著), 「平等の時代のヒエラルキ一――タルド『模倣の法則』 における「デモクラシー社会」論」(『年報地域文化研究』第16号, 2012年」などがある.

内容説明

民主主義はまだ発明されていない。全体主義を総括しながら、現代民主主義の理論を打ち立てる、現代フランスの政治哲学者ルフォールの主著。

目次

第1部 全体主義を理解するために(人権と政治;全体主義の論理;スターリンとスターリン主義;左派連合が考えないこと;身体のイメージと全体主義)
第2部 新たな兆しを読み解く(ソビエトの反体制派とわれわれ;革命の問題;ハンガリーの蜂起;もう一つの革命;ポーランドからの帰還;可能性の限界を押し広げる)

著者等紹介

ルフォール,クロード[ルフォール,クロード] [Lefort,Claude]
1924年生。政治哲学者。メルロ=ポンティに師事し哲学および政治運動に関わる。コルネリウス・カストリアディスと出会い「社会主義か野蛮か」を立ちあげる。カーン大学教授、フランス社会科学高等研究院教授などを歴任。マキァヴェッリ、トクヴィル、アレント、メルロ=ポンティらに影響を受け、官僚制、全体主義、収容所体制といった20世紀の政治経験についての考察を展開。2010年没

渡名喜庸哲[トナキヨウテツ]
1980年生。慶應義塾大学商学部准教授。フランス哲学、社会思想史

太田悠介[オオタユウスケ]
1980年生。日本学術振興会特別研究員(PD)。上智大学ほか非常勤講師。思想史

平田周[ヒラタシュウ]
1981年生。日本学術振興会特別研究員(PD)、獨協大学非常勤講師。思想史

赤羽悠[アカバユウ]
1984年生。フランス社会科学高等研究院修士課程(政治研究)修了。東京大学大学院総合文化研究科およびフランス社会科学高等研究院博士課程在籍中。社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Daimon

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民主主義から全体主義が現れる…王の身体の破壊、宙づりになった人々、官僚制への科学的言説、党への身体化…二枚舌的な戦略が持てるか2017/08/04

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