出版社内容情報
2005年ノーベル経済学賞受賞・シェリングの主著をついに完訳!
核戦略の意思決定の仕組みを解明する、ゲーム理論の必読文献。
[関連書] 武藤滋夫 『ゲーム理論入門』 (日経文庫)
第Ⅰ部 戦略理論の要素
第1章 国際戦略という遅れた科学
第2章 交渉について
第3章 交渉、コミュニケーション、限定戦争
第Ⅱ部 ゲーム理論の再構築
第4章 相互依存的な意思決定の理論に向けて
第5章 強制、コミュニケーション、戦略的行動
第6章 ゲーム理論と実験
第Ⅲ部 ランダムな要素をともなった戦略
第7章 約束と脅しのランダム化
第8章 偶然性に委ねられた脅し
第Ⅳ部 奇襲攻撃:相互不信の研究
第9章 奇襲攻撃の相互的恐怖
第10章 奇襲攻撃と軍縮
補遺
補遺A 核兵器と限定戦争
補遺B ゲーム理論における対称性の放棄のために
補遺C 「非協力」ゲームにおける解概念の再解釈
監訳者あとがき
人名索引/事項索引
内容説明
戦略的意思決定のメカニズムを解き明かしたゲーム理論・国際政治学の名著をついに完訳。核抑止、限定戦争、奇襲攻撃といった国際政治上の問題をつきつめて分析するとともに、交渉、コミットメント、脅し、約束など、人間社会に普遍的な問題を原理的に考える。
目次
第1部 戦略理論の要素(国際戦略という遅れた科学;交渉について;交渉、コミュニケーション、限定戦争)
第2部 ゲーム理論の再構築(相互依存的な意思決定の理論に向けて;強制、コミュニケーション、戦略的行動;ゲーム理論と実験)
第3部 ランダムな要素をともなった戦略(約束と脅しのランダム化;偶然性に委ねられた脅し)
第4部 奇襲攻撃:相互不信の研究(奇襲攻撃の相互的恐怖;奇襲攻撃と軍縮)
補遺
著者等紹介
シェリング,トーマス・クロンビー[シェリング,トーマスクロンビー][Schelling,Thomas Crombie]
1921年カリフォルニア州オークランド生まれ。1944年カリフォルニア大学バークレー校を卒業、1951年ハーバード大学で経済学Ph.D.を取得。イェール大学、ランド研究所、ハーバード大学を経て、現在、メリーランド大学教授。2005年ノーベル経済学賞を受賞
河野勝[コウノマサル]
1962年生まれ。1994年スタンフォード大学政治学博士(Ph.D.)。早稲田大学政治経済学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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