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出版社内容情報
近年、政策面で研究データへの注目が高まっている。本書はデータとデータをめぐる実践に注目し、多くの分野において、ビッグデータよりも適切なリトルデータの方が優れており、関連するデータが存在しないか流通・発見・入手が難しいノーデータの状態もあることを指摘。研究政策(知識インフラに対する大規模な投資)の必要性を示す。
内容説明
オープンサイエンスのための基盤はどうあるべきか?知識インフラの構築に学術研究の未来が懸かっている。学術研究におけるデータの利用について、根源的な問題を整理しつつ、科学、社会科学、人文学の分野から具体的な六つの事例研究を紹介。知識インフラへの大規模な投資の必要性を述べる。
目次
第1部 データと学問(挑戦的課題;データとは何か?;データの学問;データの多様性)
第2部 データの学問の事例研究(科学におけるデータの学問;社会科学におけるデータの学問;人文学におけるデータの学問)
第3部 データ政策と実践(データの共有、公開、再利用;データのクレジット、帰属、発見;何を保持するか、そしてその理由は?)
著者等紹介
ボーグマン,クリスティン L.[ボーグマン,クリスティン L.] [Borgman,Christine L.]
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、情報学・特別教授(Distinguished Professor)。『ビッグデータ・リトルデータ・ノーデータ―研究データと知識インフラ』は、米国出版社協会専門・学術書出版部門による、2015年コンピュータ・情報学部門PROSE賞を受賞
佐藤義則[サトウヨシノリ]
1955年生まれ。図書館情報大学大学院情報メディア研究科(博士後期課程)修了。博士(図書館情報学、図書館情報大学)。現在、東北学院大学文学部教授、附属図書館長
小山憲司[コヤマケンジ]
1971年生まれ。中央大学大学院文学研究科社会情報学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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