ブレインサイエンス・レクチャー<br> 脳の進化形態学

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ブレインサイエンス・レクチャー
脳の進化形態学

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  • サイズ A5判/ページ数 292p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320057920
  • NDC分類 481.17
  • Cコード C3345

出版社内容情報

動物にとってあらゆる生理機能の要となる脳は,種分化の過程で脳以外の形態と共進化するかのように様々な形態へと進化してきた。いま地球上に存在する種に限らず,絶滅した種も含めて多種多様な動物の脳を比較することにより,どのように脳が進化してきたのかを知ることができる。そこで本書では,比較形態学,比較発生学の知見をもとに,ヒトとは異なる進化を遂げた脊椎動物の脳について,どこまでが共通でどこからが異なるのかを明らかにしながら,生命の歴史の中での脳の変遷を追う。

 我々の想像をはるかに超える形態の生物を多数取り上げながら,かつて実在したドラゴンやトカゲ類がもつ第3の眼などについて紹介。骨から読み解く進化から身近にみられる進化の様子まで,図・写真を豊富に用いて丁寧にわかりやすく解説する。

第1章 脳について
1.1 はじめに
1.2 動物と神経系

第2章 脊椎動物の系統と進化
2.1 脊椎動物とは
2.2 脊椎動物の起源:カンブリア爆発
2.3 脊椎動物の由来に関する謎:ホヤかナメクジウオか

第3章 脳の形態・発生・進化
3.1 脊椎動物におけるニューロンとグリア
3.2 アカデミー論争
3.3 脊椎動物の脳形態
3.4 脊椎動物の脳の起源:化石を調べてみよう
3.5 脊椎動物の脳発生
  3.5.1 神経管
  3.5.2 オーガナイザー領域
  3.5.3 オーガナイザー領域の起源
  3.5.4 プラコードと神経堤細胞
  3.5.5 脳分節
  3.5.6 基本的神経回路
  3.5.7 神経ガイド分子
  3.5.8 深い相同性(deep homology)

第4章 末梢神経系
4.1 末梢神経系とは

第5章 中枢神経系
5.1 脳のサイズ
5.2 脳の三位一体説

第6章 菱脳
6.1 菱脳とは
6.2 菱脳の発生起源
6.3 発声にかかわる神経系
6.4 体性感覚地図
6.5 魚類における菱脳の多様化

第7章 小脳
7.1 小脳とは
7.2 小脳発生機構の起源
7.3 円口類の小脳
7.4 顎口類の小脳
7.5 小脳の起源と進化:円口類から顎口類へ
7.6 小脳の起源と進化:羊膜類の場合

第8章 中脳
8.1 中脳とは
8.2 中脳の発生
8.3 中脳の起源
8.4 中脳の多様化
8.5 中脳への神経接続:網膜視蓋投射
8.6 中脳の感覚地図
8.7 三叉神経中脳路核と顎の進化

第9章 間脳
9.1 間脳とは
9.2 間脳の形態
9.3 間脳の発生とその起源
9.4 間脳に入る2 つの神経路
9.5 間脳の進化

第10章 終脳
10.1 終脳とは
10.2 終脳の起源
10.3 終脳の基本構造
10.4 終脳の発生
10.5 円口類
10.6 魚類
10.7 両生類
10.8 羊膜類
  10.8.1 哺乳類
  10.8.2 ヒトの脳の進化
  10.8.3 爬虫類・鳥類
10.9  2 つの脳の進化
10.10 神経の新生
10.11 まとめ:終脳の進化戦略

第11章 神経回路
11.1 神経回路網

おわりに

参考文献

索 引

内容説明

生命の進化を辿り、脳の歴史を紐解く!!

目次

第1章 脳について
第2章 脊椎動物の系統と進化
第3章 脳の形態・発生・進化
第4章 末梢神経系
第5章 中枢神経系
第6章 菱脳
第7章 小脳
第8章 中脳
第9章 間脳
第10章 終脳
第11章 神経回路

著者等紹介

村上安則[ムラカミヤスノリ]
1998年名古屋大学大学院理学研究科博士後期課程生命理学専攻単位取得退学。現在、愛媛大学大学院理工学研究科准教授、博士(理学)。専門は進化形態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gachin

2
形態形成や比較形態を理解して初めて、逆説的にループ回路がよく見えてくる気がする。読みやすくて良い本だと思うけど、良くも悪くも比較形態の部分は緩い。特に爬虫類まわりがよわよわ。/ 顎口類の共派: 髄鞘・赤核・V中脳路核・小脳(巨大化・層構造・片葉) /硬骨魚の祖先状態では終脳外翻アリ/ 背側外套が終脳外に線維を出すのは羊膜類から。皮質脊髄路は哺乳類から/ 星鼻土竜は一部の肉突起をサッケードする/ 一部の蝙蝠は三叉神経で赤外線感知/ 空尾蜥の翼骨格は上肋=鉤状突起?/ 筆者氏、元ボスが好きすぎる(苦笑)2021/09/29

mtboru

1
より新しい方の本(『脳進化絵巻』)と比べてより教科書的で平易な書き方がしてあり、わかりやすかった。ただ使われている用語には容赦ない(この分野なら仕方ないが)ので、慣れてないと読むのは大変だった。2022/08/13

yuri9976

0
カンブリア紀の多様性から終脳や視神経の発達までを幅広く網羅した一冊。門外漢にも面白く読めるよう、ちょいちょい筆者のマニアックぶりがうかがえて楽しかった2019/02/21

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