出版社内容情報
脳の渦理論誕生!
脳はいかにして心を創るのか。心と意識の謎を解くには、ニューロン一辺倒では限界がある。
ニューロンの「きょうだい」であるグリア細胞がつくる脳内の新しい構造に注目、ここに「複雑系としての脳」から渦理論を樹立する。脳科学のニュー・フロンティアを拓く気迫に満ちた、刺激に満ちた意欲作。『脳の方程式 いち・たす・いち』の姉妹篇。
内容説明
心の神秘が、意識の根源が、脳の設計図が、学習と記憶のメカニズムが、天才の秘密が、次々と解き明かされてゆく脳の新世紀を画するパラダイムの登場。
目次
いち・たす・いち(ニューロン;学習するニューロン ほか)
リーマン紀元(西向く侍;マジックナンバー ほか)
渦理論(透明の設計図;小脳チップ ほか)
言いたい放題(お豆腐屋さん;ニワトリが先か卵が先か ほか)
急がば回れ(空も飛べたはず;船頭多くして ほか)
禁断の果実(極端な偏食家;寝る子は育つ ほか)
著者等紹介
中田力[ナカダツトム]
1950年東京生まれ。学習院初等科、中等科、高等科卒を経て、1976年東京大学医学部医学科卒業。1978年渡米、カリフォルニア大学・スタンフォード大学にて臨床研修を受ける。1992年カリフォルニア大学脳神経学教授に就任。1996年帰国、学術審議会により、最先端学術研究拠点(COE)形成のプロジェクト・リーダーに選出され、「こころの科学的探求」を目的とする国際的研究施設の立ち上げに取り組む。2002年、文部科学省中核的研究拠点・新潟大学統合脳機能研究センターの創設に伴い、センター長に就任。現在、脳神経学の専門医であると同時に物理工学の専門家として国内外で活躍中。機能的磁気共鳴画像(ファンクショナルMRI)の世界的権威として国際的に知られている。21世紀に活躍の期待される日本人の代表として、「人物 日本の国際競争力100人(文芸春秋2000年6月臨時増刊号)」、「21世紀を担う日本のリーダー この100人に投資せよ(文芸春秋2001年2月号)」などに選出されている
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感想・レビュー
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