内容説明
大和政権発祥の地から山辺の道、記紀と三輪山など古代史の舞台・三輪山周辺に秘められた古代日本国家成立の謎に迫る。
目次
1 山辺の道をめぐって
2 三輪山へ献上された出雲神々の和魂―出雲国造神賀詞の語るもの
3 大神神社と出雲
4 島の山古墳から見た三輪王権
5 三輪山と巻向山
6 「崇神紀」の伝承空間
7 初期ヤマト政権と桜井茶臼山古墳・メスリ山古墳の被葬者
8 平城京生活者の三輪山―泊瀬川のほとりから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
48
奈良県桜井市の三輪山の麓一帯は、ヤマト政権が営まれた地であります。ゆえ、我が国で一番最初の中央集権的な政治が行われ、国家の体をなしていた筈だとされています。よって、一帯が遺跡、遺構の宝庫です。また、万葉の故地でもあります。大学の教授、博物館の教授陣が、遺跡、遺構、古墳、万葉集等々について解説した、少しニッチな本です。2019/05/03
京橋ハナコ
3
何冊か三輪山関係の本を読んだ。知りたかったのはなぜ大和に出雲があるのかということだった。正直に言うとわからなかった。このまま本を読み漁っても解らないだろうということはわかった。ひとまずこれで終わりにしようと思う。2016/07/10