内容説明
なにをしていたのだろう?誰を見つめていたのだろう?稀有な時代の稀有な場所、サン・ジェルマン・デ・プレの物語。幻の写真集、完全復刻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
コットン
48
ドキュメンタリーを物語仕立てにした写真集。写真集ではないですがブルトンの「ナジャ」を連想してしまう。2015/08/23
南
21
変わった感じの本だった。撮りためた写真からストーリーを作ったという1冊。2019/05/02
RYOyan
8
もう50年も経とうとしているのに普遍的な何かが宿っている。まさにエモってる写真集って感じで疾走感に引き込まれてしまった。商業写真とは一線を画す本物の気迫が伝わってくる。2015/07/15
湿原
7
プルーストが『失われた時を求めて』の主人公を自分と異なる人物像にして、19世紀末から20世紀初頭の社交界、ユダヤ人問題、同性愛のテーマを鮮やかに描写したように、エルスケンはこの『セーヌ左岸の恋』にて、架空の恋愛劇を創作したことによって、戦後フランスの退廃的、実存主義的な若者群像をリアルに映し出した。フィクションと実在の混合は、より現実的な実感を伴う。全体的に気だるく、一次的な快楽に流れてさまようような雰囲気が、伝わってくる。物語は具体性に欠け、会話についても鑑賞者が自由に想像できるスタイルにしている。→2026/05/20
右脳neo
6
ドキュ・ドラマ 砂のようにザラザラともろく、泥のように眠って。夜と煙に巻かれてまみれて、罪と苦しみからの短い逃避行。曖昧な幻想は立ち消えて。2020/01/26




