感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
37
「もし、何百もの星のどこかに咲いている一輪の花が大好きな人がいるとしたら、その人は星を眺めるだけで幸せな気持ちになるよ…」■この本は、文庫サイズながらも装丁が素晴らしい✩⡱ 紙面が小さいけれど、行間や余白が上手く取られていて、挿絵の小ささも文字部分とのバランスがgood! パラフィン紙の様なカバーがお伽感を引き立てます。■訳は意訳度合いが強いみたいで柔らか滑らかなんだけど、意味やニュアンスが伝わりにくい箇所が散見されます。薔薇のキャラも定まっていない様に感じました。(1943年、2006年訳)(→続2019/12/31
ぺぱごじら
26
初めて読んだのは小学校の図書室だったと思います。40年近く前か(苦笑)。小学校の図書室はあまり気軽に出入りできる場所ではなく『図書室の授業(本は読めるが貸してはくれない)』みたいなのがあった頃でした。昔話はさておき、結構重大な勘違い、あの有名な台詞『心で見るんだ、大切なことは~』は王子さまが言った言葉ではなかった(笑)。あぁ、あてにならない幼少の記憶。登場人物みんな子供で我儘で、とても等身大で懐かしい。ぼくは王子さまには出会ってないしアフリカにも行かないだろうけど、見付けたら仲良くしたい。2013-1622013/10/22
りりす
20
2冊目の『星の王子様』。初めて読んだのは確か、河野万里子訳だった。この文芸社文庫版は想定が品良く美しくて大好き。何でこれを読むとき泣いてしまうんだろう。他の好きな物は、好きなところと理由を説明出来るし、解釈出来るし、稚拙でも論じられるのに、なんでこれだけ何も分からなくなるんだろう。でもとりあえず、数年経った今読んで、星の王子様が好きってことと、大切なことはほとんどこの本に書かれているってことが分かった。他の訳でも読みたい。2015/04/13
まみたす
13
私の『星の王子さま』コレクションの一冊。文末表現がほとんど敬体なので優しい印象。2014/11/17
たびねこ
10
いま読むと、なんとクールな話。短い、深い会話が、心につき刺さる。「砂漠が美しいのはどこかに井戸がかくれているからだよ」(王子さま)なんて、とうに忘れていた言葉だ。2017/01/12