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ブルックナー研究

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784276226067
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C1073

出版社内容情報

「ノヴァーク版」で有名な研究者による、ブルックナーに関する論文17本を厳選。ブルックナー愛好家、演奏者におすすめの一冊。
「ノヴァーク版」で有名なブルックナー研究家・校訂者のレオポルト・ノヴァークによるブルックナーに関する論文を集めた一冊。原書はノヴァーク80歳の時にそれまでの論文をまとめて出版されたものだが、本書はそのなかでも、文献的に詳細な研究に裏打ちされた独自の見解や、人間ブルックナーの奥深さを説いた論文など、全集校訂者ノヴァークによる研究の全貌を伝えるテーマを17本厳選した。今なお重要な存在であり続ける「ノヴァーク版」の校訂者はどのようにブルックナーを見ていたのか? どのようにブルックナーの作品を読み解いていたのか? ブルックナーの作品を聴く・演奏する際に必ず読んでおきたい一冊です。


わが父レオポルト・ノヴァーク(クリスティ?ネ・ガイヤー)
ブルックナー 人間と音楽
1.ブルックナーの偉大さとは
2.ブルックナー 矛盾の間の天才
3.ブルックナー研究の諸問題
ブルックナー 教会音楽と交響曲のはざまに
4.ブルックナーの《ミサ曲ヘ短調》 
5.ブルックナーにおける交響様式と教会様式
6.ブルックナーの作品における「イエス・キリスト」の御名
7.ブルックナーの音楽における「広さ」の概念
8.信仰と音楽 ― ブルックナーのミサ曲における〈クレド〉楽章
ブルックナー作品の形式
9.第7交響曲のフィナーレ ― ひとつの形式研究
10.ブルックナーの形式意志 ― 第5交響曲のフィナーレを例に
11.弦楽五重奏曲第1楽章の形式とリズム
12.第4交響曲の3つのフィナーレ楽章
『ブルックナー全集』の方法論
13.ブルックナーの作品と現代
14.ブルックナーの第8交響曲とその第2稿
15.ブルックナーにおける「初稿」と「最終稿」
16.スケッチ出版の諸問題 ― 《テ・デウム》を例に
17.新発見 ― 交響曲第3番のための第2のアダージョ
訳者あとがき(樋口隆一)

レオポルト ノヴァーク[レオポルト ノヴァーク]
著・文・その他

樋口 隆一[ヒグチ リュウイチ]
翻訳

内容説明

全集校訂者が生涯をかけて綴った数々の論文から17本を厳選。

目次

1 ブルックナー 人間と音楽(ブルックナーの偉大さについて―没後75年に寄せて;ブルックナー 矛盾のはざまの天才 ほか)
2 ブルックナー 教会音楽と交響曲のはざまに(ブルックナーの“ミサ曲ヘ短調”;ブルックナーにおける交響様式と教会様式 ほか)
3 ブルックナー 作品の形式(第7交響曲のフィナーレ楽章―ひとつの形式研究;ブルックナーの形式意志―第5交響曲のフィナーレ楽章を例に ほか)
4 『ブルックナー全集』の方法論(ブルックナーの作品と現代;ブルックナーの第8交響曲とその第2稿 ほか)

著者等紹介

ノヴァーク,レオポルド[ノヴァーク,レオポルド] [Nowak,Leopold]
1904年8月17日、ウィーン生まれ、1991年5月27日、ニーダーエスターライヒ州レカヴィンケル没(享年86歳)。少年時代からウィーンのカトリック音楽学校で合唱、ピアノ、オルガンを学んだ後、ウィーン大学音楽学科で音楽学を専攻。1927年、「フィンク、ホーフハイマー、イザークのドイツ語社交歌曲」で哲学博士。1932年、「バッソ・オスティナートの歴史」で教授資格を得て私講師となる。1939~46年、准教授。1946~69年、オーストリア国立図書館音楽部門長として戦災からの復興に従事し、1946年「ブルックナー展」、1950年「バッハ展」、1956年「モーツァルト展」、1959年「ハイドン展」など、数多くの音楽展を企画監修。1937年以来、ローベルト・ハースを補佐して『旧ブルックナー全集』の校訂に携わった後、1946年から『新ブルックナー全集』の編集主幹として交響曲をはじめとする数多くの巻を自ら校訂した。、1952~76年、『オーストリア民謡年鑑』編集主幹。「ブルックナー記念館」「ハイドン記念館」などの再建に関わった

樋口隆一[ヒグチリュウイチ]
1946年4月9日、東京生まれ。音楽学者・指揮者。明治学院大学名誉教授。DAAD友の会会長。音楽三田会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Susumu Kobayashi

4
ノヴァーク版『ブルックナー全集』の編集主幹であるレオポルト・ノヴァークのブルックナーに関する論文を17編集めた本。ラテン語の文「ノン・コンフンダル・イン・エテルヌム」をp.46では「どうかお見捨てにならないように」としているので驚いた。「我が望みのとこしえに空しからまじ」ではなかったかと思ったら、p.78ではそうなっていた。要統一。p.52の1899年は間違いだろう(この時点でブルックナーは死去している)。論文なので難しいと思ったが、引用されている楽譜も作品を知っているのでメロディーが思い浮かぶ。2018/06/30

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