ロボット考学と人間―未来のためのロボット工学

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ロボット考学と人間―未来のためのロボット工学

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784274215889
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3053

内容説明

ロボット工学者よ、哲学を持て。ロボコンの父にして「不気味の谷」提唱者が綴る!ロボット考学の神髄とは―。21世紀を生き抜く道がここにある。

目次

序章 「ロボット考学」とは何か
第1章 自然と人間から学ぶ、ロボット工学―ロボットの設計思想
第2章 ロボットから考える、人間というもの―ロボットの哲学
第3章 ロボットの世界―ロボット独自の発展を考察する
第4章 設計への警告―幸せとは何か
第5章 ロボコンに学ぶ―「技道」の哲学
第6章 ロボット工学者へ―創造的な研究のために

著者等紹介

森政弘[モリマサヒロ]
昭和2年2月生まれ。昭和25年名古屋大学工学部電気学科卒業。東京大学助教授、東京工業大学教授を経て、昭和62年定年退官。東京工業大学名誉教授。現在、NPO法人「国際ロボフェスタ協会」特別顧問、日本ロボット学会名誉会長、「ロボコンマガジン」編集顧問。わが国のロボット工学を立ち上げて先導した。「ロボットコンテスト」の創始者であり、「不気味の谷現象」の発見者でもある。約四十年にわたる仏教および禅研究家としての著作も多い。第1回日本機械学会賞・放送文化賞・紫綬褒章・勲三等旭日中級章ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

izw

6
「ロボット工学と仏教」https://bookmeter.com/books/12937110 を読み、森先生の考え方、生き方に感銘を受け、著作を読んでみようと思い立ち、「仏教新論」を購入したが、その前に「ロボット」がタイトルについている本を読んでみようと図書館で借りた。1998年に創刊された「ロボコンマガジン」の創刊号から連載しているエッセイをまとめたもので、重複した記述も多いが、森先生のロボット・科学技術に対する考え方、ロボコンにかける思いがよくわかり、感動する。2019/01/31

えぬざき

1
元がコラム集だけあって読みやすく、ロボットへの考察が仏教を交えて語られるのが珍しい。一番面白く感じたのがロボットの自己・所有と「第三の間」の話。人間は前者の概念、つまり自他の境界及び広義の「手に入れる」という行為を普通に理解しているが、ロボッドに自己を線引きさせ、対象を認識して手に入れさせるのはかなり難しい。また、我々に備わる時間・空間の感覚に対しても、ロボットには広がりや「待ち遠しい」という感覚が生じるとは思えず、それに変わる第三の間があるのでは、ともいう。他にもロボコンの話等も楽しくて、いい本だった。2023/09/10

yorip

1
ロボットに人間が育てられると言っているが、ペットロボットに対して否定的なのがちょっと残念。掃除ロボットも掃除は心の掃除なので自動化しちゃいけないらしい。2023/07/29

ハータ

0
ロボットと色々な分野を関連づけて 述べられていてバラエティーに富んだ内容でした. 少し心理的で啓発本のような雰囲気もありました. 連載のまとめ本なため、 似た内容の箇所がいくつかあったのが少し残念でした...2017/04/27

Mimuchi

0
ロボットの哲学を通して、楽しく読めました。発想の仕方がものすごく刺激になりました。2015/12/08

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