逃げたロボット

逃げたロボット

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  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784265951352
  • NDC分類 K908
  • Cコード C8397

内容説明

姿こそロボットだが、感情があり、自分を犠牲にしてまでもパウル少年を助けようとするレックス。ロボットと人間の友情物語。

著者等紹介

中尾明[ナカオアキラ]
1930年、東京に生まれる。明治学院大卒。日本児童文学者協会、日中児童文学美術交流センター、創作集団プロミネンス所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

植田 和昭

15
少年とロボットの友情。火星人や金星人、はては水星人まで出てくるのは気になるが面白かったです。夏休みは、読書がはかどるなあ。 2018/07/25

ニミッツクラス

13
04年の税抜1500円の初版。ジュブナイルは今更と言う分野だが、著者はあのランダムハウス傘下のバランタイン・ブックスのSF&Fレーベル専門のデル・レイ出版の創設者(77年)だから読んでみた。米本国56年のロボット物で、その他の長編(「神経線維」を除く)と同じくジュブナイルとなる。アシモフとキャンベルの“ロボット工学三原則”のネタが50年代初期には世に出ていたせいか、そこから大きく逸脱する事無く、家庭用ロボットのレックスと少年パウルの友情を躍動的に描いた。火星人や金星人の存在が実にレトロな一冊。★★★☆☆☆2019/11/01

まど

10
小2の息子が図書室から借りた本。「とっても面白いから読んでみて」と勧められて読む。こうやって世界が広がっていくのはうれしいなぁ。息子の好みの世界が垣間見えるのもいい感じ。私は息子に本のお勧めをしたことがない。聞いてくる日はあるのだろうか。ないだろうな。2014/05/27

詩 音像(utaotozo)

6
米SF出版レーベル「デル・レイ・ブックス」創始者の著書 "Runaway Robot" ジュニア向け抄訳版。ひとことで言うと「面倒臭ェ〜!」ロボット一人称語り(!)の逃亡譚w。中途半端に自意識、感情らしきものがあり、人間の命令は聞きつつも、激情に走り、密航など犯罪的な事も辞さない、三原則にはかなりのデタラメ振り。読み出して早々、奴隷のメタファーなんだなとは気付くものの「ロボット」として大幅に逸脱した行動に、いちいち「オイ、オイ」と突っ込まずにはいられない。が、その姿にアトムやR2、3POの原点が見える。2013/10/16

火星人碧

4
こんな本があるのを知って、よその図書館から取り寄せてもらった。レスター・デル・レイとはとても懐かしい作家である。あまり日本語には翻訳されていない作家だ。家庭用ロボットのレックスは、とても人間的なところがある。一緒に暮らしてきたパウルの心情を推し量ることができる。自分で様々なことを判断して行動することができる。ロボットの話を読むと、自然と頭に三原則が浮かんでくるが、ギリギリ守られていると思う。子供に読ませる作品をたくさん書いたという作者の想いが見えてくる好篇である。2020/08/14

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