出版社内容情報
あいついで両親を失った桂子は,幼い弟や妹を育てていくことになった。時に昭和12年…。★第108.430回日本児童文学者協会賞 小学生高学年から
内容説明
大楊山で、桂子はおとうの炭焼きの仕事を手伝っていました。原木の枝おろしの腕前もあがりかけたある日、突然に事故がおこりました。桂子の日の前で、炭焼きがまの天井がくずれ、なかにはいっていたおとうの上におちてきたのです。それから29日後、こんどは、おっかあがあっけなく亡くなりました。あいついで両親を失い、桂子は、まだ小さい弟や妹たちと支えあいながら、生きていくのでした。