現代の創作児童文学
お江戸の百太郎 赤猫がおどる

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  • サイズ A5判/ページ数 186p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784265928392
  • NDC分類 K913

出版社内容情報

江戸は本所かいわいで,最近ひんぱんにおこる火事の現場に,必ず「赤い猫」が現れるといううわさが…。百太郎の名推理が冴える。    小学生高学年から

内容説明

花のお江戸は本所・亀沢町のとある長屋に、大仏の千次という岡っ引きがすんでいました。この千次親分、捕りものの腕はさっぱりで、これまで、手がららしい手がらをたてたことがありません。そのぶん、むすこの百太郎がよくできた子で、おとくいの名推理で、これまでさまざまな難事件を解決してきました。さて今回のお話は―。「火事とけんかは江戸の華」といわれ、名物の1つにもあげられるほど、江戸は火事の多い所でした。本所かいわいでも、最近ひんぱんに火事がおこっていますが、調べていくうちに、どうも妙な話になってきました。火事の現場に必ず「赤い猫」が現れるというのです。小学校上級~中学生向き。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

9
5年生ブックトーク授業【夏休みおすすめの本】4年生同様反応がすごく良かった!のですが、貸し出しになると人気が無かった(;^_^A2022/07/11

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

6
4年生ブックトーク授業【4年生が興味をもって読めそうな本】ということでミステリーや面白い?話を選書しました。江戸時代の名探偵コナン!岡っ引きのとうちゃんは毛利小五郎みたい。江戸の背景や人情がしっかりと書かれている。大反響でした!『 赤猫火事 / 花見の騒動 / 火の用心いたしませう / 横川の大捕りもの 』2022/07/08

m

4
小学生の頃読んでいたシリーズを図書館のリサイクル本で発見。読んだかどうかも分からないくらい何も記憶に残っていなくてちょっとショックだった。2022年40冊目。2022/02/16

菱沼

2
宮部みゆきと、畠中恵と、この百太郎に江戸の風俗を教わった気がする。やはり、那須先生は蘊蓄を語りたい人なのかもしれない。江戸では火事が多いので、板葺きの屋根の上に牡蠣の殻を載せて火の粉で類焼しないようにした、というのが「蛎殻町」の名の由来だと聞いたことがある。火事の多さと共に、それだけ牡蠣がとれたのか、ということにも驚いた記憶がある。しかし、江戸の罪人たちは今から思えばむごい裁かれ方をした。それをも避けて通れないのが、児童文学とはいえ時代物を書く覚悟なのかもしれない。2015/02/28

チクタク

2
事件解決の糸口が●●●●と云うのが、いやはや何とも。大仏の千次も、たまには役に立つもんだ。犯人の動機がアレだけなのと、カンカン踊りの謎も残るし、あれこれ想像するのも楽しい。2014/06/26

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