出版社内容情報
カイロ団長/月夜のでんしんばしら/シグナルとシグナレス/氷河ねずみの毛皮/よだかの星/からすの北斗七星ほか。 小学生中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メイロング
7
表題作だけ再読しておこうと思ったら、全部読んじゃった。作者の童話は、宮沢賢治という世界の伝説、神話を読むようだ。今読むと、純粋すぎるよだかの生きにくさが、全面に出てる感じがしました。全7篇のうち、シグナルとシグナレス、水仙月の四日が好き。物語はもちろんだけど、世界を形づくる小道具の積み重ねが、読者の体を作中に飲み込むような魔法を持つ。冬の夜に外で読んでみたい。2011/02/02
せんか
4
やっぱりよだかの星はいいです……何度読んでも泣ける。2012/01/21
そると
3
この全集が、賢治がじっさいに書いた順番どおりに時系列に収録されているのかどうかはわからないけれど、1巻から読んできてこの5巻に入ったあたりから文章表現の「賢治らしさ」に磨きがかかってきたように感じました。特に、「水仙月の4月」では自然現象を擬人化して描写するさまが研ぎ澄まされていて、すばらしかったです。2023/01/20
rueshё
2
読了
こつ
2
シグナルとシグナレスの話しがとても好きです。2023/07/30