内容説明
真夜中に、きみのわるい口ぶえがきこえ、とつぜんヘレンの姉が、なぞの死をとげた。「まだらのひも…」と最期のことばをのこして。そして二年後、ヘレンが寝室にいると、あの時とおなじ口ぶえが―。ヘレンのたのみをきいて、現場へとむかうホームズとワトスン。はたして、「まだらのひも」とは?表題作のほかに、がちょうの餌袋のなかから発見された、伯爵夫人の、ぬすまれた宝石のなぞを追う「青い宝石」を収録。小学校中学年~中学生。
著者等紹介
ドイル,コナン[ドイル,コナン]
1859年、イギリスのエディンバラ生まれ。医師であるかたわら小説を書き、今も世界的な人気を誇る『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズを生みだした。推理小説だけでなく、SFや冒険、歴史小説も数多く残している
内田庶[ウチダチカシ]
1928年、東京生まれ。児童読み物作家。元編集者、元海外著作権エージェント
岡本正樹[オカモトマサキ]
イラストレーター。本の挿し絵のほか、ゲームのキャラクター・デザインなども手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe@読み聞かせメーター
8
7歳の娘に読み聞かせ。語彙が難しいのか、いろいろ説明しなければならなかった。娘といろいろ話をするきっかけになる。相続とかイギリスの地名とか、歴史とか。明かりのつけ方など現代と明らかに違う部分はかなり説明に時間を取られるが。楽しい時間だった。2018/01/09
absinthe@読み聞かせメーター
6
小2の娘、一人読み再読。話は知っていても面白いらしい。青い宝石の事件のことも良く覚えていた。この人、何してるのかな~?どうしてこうするかわかる?「犯人だから」2019/02/18
biba
4
有名なお話が2作。「お金が関わると人間の本性が出るな」と、怖くなります。ホームズの活躍のおかげで救われる命あり。ドイルの伝記は、学生時代の外国での生活が今後の人生に影響与えるお話。コナン大伯父さんのおかげで、シャーロックホームズが生まれたのだと思うと、感謝してもしきれません。2020/07/01
cottontail
1
このシリーズ、どうしても絵が軽いと言うか可愛すぎて違和感。あと本文中で英国人が「おどろき、ももの木、さんしょの木」って言ってたのは笑っちゃった。原文ではどんな表現か確かめねば。2020/03/29
Y子
1
挿絵がイメージと違った。挿絵を見ないで読んだら良かった。2013/09/02