内容説明
どうか、うまくとべますように、みんなの流れにのれますように、みんなと同じかっこうで。わたしの胸は、トクントクンとびはねている。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
梨屋アリエ[ナシヤアリエ]
1971年、栃木県生まれ。東京都在住。『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞。『ピアニッシシモ』で第33回日本児童文芸家協会新人賞を受賞した
菅野由貴子[カンノユキコ]
1973年、神奈川県に生まれる。1997年、東京・銀座で、銅版画の初個展を開く。作品制作を続けながら、ダウン症のひとを中心としたアトリエ・エレマン・ブレザンのスタッフとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
21
さすが!作者は年頃の女子の心を描かせたらうまい!!小学校高学年女子の心の葛藤がうまく描かれている。私は小学生の頃にはやはりグループで行動し、遊んでいたが、中学生になったらちょっとしたことがきっかけで、喧嘩のようになってしまい、それ以来ずっと一人で行動してきた。だから、藍の気持ちがよくわかる。藍の起こした行動の続きは書かれてないけど、読んだ人がそれぞれ考えればよいことなのだろう。いじめ以前の話かもしれないが、ここからさらに重たい関係になってしまいませんように。などど思いながら本を閉じた。2017/07/04
どあら
15
女の子特有の、友達との接し方がよく描かれています。主人公の気持ちがとても解りやすくて共感できます。2016/07/30
naotan
9
国語の教材に載ってて、子供が読みたがっていた本。品切れのため図書館で。色々と感じるものがあったらしく、アイアイやオノザが登場するマンガを描き始めました。児童文庫とかにならないのかしら。2025/02/19
ほのぼの
9
高学年特有の女子の人間関係、格付けがよくかかれていると思った。ブックトーク候補の一冊。2013/11/28
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
5年生ブックトーク授業 テーマ【国語科単元 雪わたりから、宮澤賢治作品の多読と図書すいせん会に向けて】国語の教科書のおすすめに載っている本。空気をよみすぎる主人公あいちゃんと、KYなさよちゃん。女の子特有の友だち関係。2018/11/21