出版社内容情報
「火曜クラブ」「アスタルテの祠」「血にそまった敷石」「聖ペテロの指のあと」など,ミス・マープルの活躍を描く4編を収録。 小学生高学年から
内容説明
火曜日の夜、セント・メリー・ミード村のミス・マープルの家に集まった作家(甥のレーモンド)や元ロンドン警視庁の警視総監ヘンリー卿、弁護士などが、それぞれに体験した迷宮入り事件を話すことになりました。事件をきいて、出席者たちが真相を推理するゲームです。最初のヘンリー卿の話は、夕食をたべた三人が中毒をおこし、一人が死んでしまった事件。あとで、夫が奥さんを毒殺した、という噂がながれたのですが…。表題作のほかに、ミス・マープルの活躍を描く「血にそまった敷石」「アスタルテの洞」「聖ペテロの指のあと」を収録。小学校高学年~中学生向。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごん
4
最初の話だけどこかで読んだ気はするけどそれ以外は初見。 アスタルテの祠は本当によくわからなくてゾッとした。2017/03/22
永田 誠治
2
本シリーズ13巻目ですが、時系列的には初期のマープルもの。全て『ミス・マープルと13の謎』(1932)からの抜粋。ミス・マープルとその友達が、おのおの出会った怪事件を披露して、犯人を当て合うという「火曜クラブ」を結成。みんな、マープルおばさんなど、ただの愚鈍なお婆さんとタカをくくっているが、全ておばさんに見通されてしまうという痛快さがいい。4編中お気に入りは『アスタルテの祠』。2019/12/16
GON
2
私の好きな探偵の1人ミス・マープルが活躍します。安楽椅子探偵の代表的存在でもあると思っています。残酷な殺人もマープルが謎を解くと少しほんわかしてとても読みやいのがいい! 姪のメーベルはアニメで活躍してたけど「聖ペテロの指のあと」に出てくるメーベルは設定が違っててけど読んでるとアニメのメーベルをイメージしてしまって可笑しかったです。 海外ドラマでも見てましたがイメージそのままで大好きでした。2015/02/06
ぴよぴよ
2
火曜クラブ、シチュエーション好き。英語が分からないと、さっぱり意味が分からないのがあった。2012/04/25
三丁目の書生
1
小学生から中学生を対象とした本格的なクリスティ全集のうちの一冊。 私の小学生時代に本シリーズが存在していたら全巻読みたかった。 本シリーズが読める現代の小学生はいいですね……と思ったら、現在は絶版となっているようです。 現代は本の寿命は短い。 とはいえ近所の公立図書館にはきれいなままほとんど揃っているので速読の練習に全巻読破を狙います。 https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/11/28/2110052024/12/01