目次
21世紀の世界情勢とアジアの紛争
アフガニスタンの内戦
チベット問題
インド―身分差別と仏教の復興
ネパールの内戦
ビルマ(ミャンマー)の民主化運動と難民
カンボジアの内戦とその後
北朝鮮の脱北難民
著者等紹介
吉岡攻[ヨシオカコウ]
ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Maiラピ
9
『タイの森でくらしていた子ゾウのモーシャは、隣国のミャンマーに行って地雷をふみ、片足をうしないました』このお話“星の子モーシャ”を読み、ミャンマーのことを知りたくなり、子供用の写真がいっぱいでわかりやすいものを探して出会った本。悲しいことに全5巻もある、それだけ世界では紛争があるっていうことですね。レポートしているフォトジャーナリストに女性が多いことにびっくり「ビルマの民主化運度と難民」のレポートは軍事政権が決めた“ミャンマー”を使わずにビルマを固持してる姿勢に筆者の意思を感じる。私にとってもビルマです。2011/05/02
ヒラP@ehon.gohon
1
民族紛争、宗教問題、領土問題、そして思想。 そんな問題を、この本は家族とか住人とか、きわめて自分たちに近い視点で解説しています。 子どもの告発で死刑になった母親の話、亡命しようとした家族が他国の国境警備兵に銃撃され子どもの命が失われた話、子どもには刺激の多い内容ではあります。 アフガニスタン、チベット、インド、ネパール、ミャンマー、カンボジア、北朝鮮。 近くて遠い国、遠くて近い国。 子どもと一緒に考えたい本です。2011/12/06
tatsuya izumihara
0
アジアの少数民族は弾圧や侵略を受ける場合が多い。少数民族の独自の文化も破壊されていく。日本でもアイヌに対して同じようなことをしていた。チベットのラサは漢民族化している。ネパールではマオイストと政府軍の戦いに村人たちが巻き込まれる。ミャンマーの国軍による民主化運動とカレン族、ロヒンギャに対する弾圧。北朝鮮での1990年代後半金日成死去に伴い配給混乱し大飢饉。中国に逃れるが強制送還。アフガニスタンのタリバンにる女性への差別。など書かれている。2022/03/17