出版社内容情報
鳥は卵を産み、ヒナを育てるために巣をつくります。鳥によって巣材も形も大きさも、みな違います。世界のさまざまな環境にすむ鳥たちの暮らしを巣との関係を絵と文で紹介する絵本図鑑。 小学生中学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベル@bell-zou
23
『鳥の巣みつけた』もそうだったけれど、表紙、あとがき、本の隅々に至るまで、鈴木さんが描く鳥の巣愛に溢れている。気軽に頁を捲ったら“世界の鳥の巣地図”にまず圧倒。鳥の巣の場所、形、素材、作り方、産卵から孵化。特に感心したのはツカツクリの枯れ草を発酵させた熱で卵を温める巣。砂をかけたりよけたりして温度調整する。自然番組などでもお馴染みのハタオリドリやエナガの超絶技巧に改めて感嘆。雄が作った外装を雌が気に入れば内装をし出来上がるセッカの巣(縫い目がちゃんと内側!)。…ああもう、キリがない。ずっと眺めていたいな。2018/05/03
やどかり
21
日本の鳥の巣に続いて世界も。日本のより図鑑っぽくて、楽しいコメントがなくてさびしいかな。たくさんの種類は載ってるけど、生態の説明や写真が少ない。そういう点ではやっぱり身近な日本の鳥の方が読んでいて楽しい。枯葉の発酵熱で卵を温める鳥がいたのは驚き。特に南半球の鳥たちに特徴のある巣が多いように思った。緑のハンモックのような巣もあって居心地良さそう。誰が教えたわけでもないのに、本能で複雑な巣を作る鳥たちはすごいなぁ。2016/04/27
mari
16
最近、鳥の巣がマイブームで鈴木まもるさんの本をいろいろ見ているのですが、これがベストでは!と思うぐらい素晴らしいの一言です。これをおかずに一週間楽しんでいます。図鑑のような絵本のような、よくぞここまで!と鈴木さんと鳥たちに感謝を申し上げたいです。2014/08/05
joyjoy
8
小学校図書館本。これまた、お見事!な一冊。鳥が、その巣と一緒に描かれることで、なんだか生き生きとして見える。実際に見て見たい!と思ったのは、目立たないように、平たくなって卵を温めるダチョウ。2023/05/17
ふう
3
タイトル通り、世界中の様々な鳥の様々な巣が描かれている。いやーほんと色々あるんだなーと感心しちゃう。これ絵本の扱いなのかな。ほとんどがきれいなイラストだったけど個人的には写真がもっと欲しかったかも(図鑑として読んだので)。2016/04/19