内容説明
孤立したイオンを捕獲するイオントラップおよびレーザー冷却技術の動作原理、量子状態の操作や測定、関連する物理理論、さらに応用が進められる量子情報処理技術への展開について丁寧に解説。
目次
イオントラップ(電気四重極ポテンシャル;パウルトラップの原理 ほか)
原子と電磁波の相互作用(原子と電磁波のコヒーレントな相互作用;光学的ブロッホ方程式 ほか)
イオンのレーザー冷却(ドップラー冷却;サイドバンド冷却 ほか)
量子状態の操作と測定(振動状態の変化を伴う相互作用;サイドハンド相互作用 ほか)
量子情報処理への応用(イオンを使った量子情報処理;ユニバーサル量子ゲート ほか)
著者等紹介
占部伸二[ウラベシンジ]
1950年鹿児島県に生まれる。1975年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。現在、大阪大学名誉教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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