内容説明
「どのくらいの金持ちになりたい?」謎のオッサン・堀井に問われたフリーター藤田優作は軽口で応じる。「金で買えないものはない、そう言えるくらいかな」そのひと言で彼の運命は変わった。堀井の助言のもと事業を立ち上げ、様々に金融技術を駆使、瞬く間に売上五百億円のIT企業の社長として時代の寵児に。快進撃はさらに続くかと思われたが―。金、勝者、絆とは?感動の青春経済小説。
著者等紹介
堀江貴文[ホリエタカフミ]
1972年、福岡県生まれ。実業家。ライブドア元代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
271
著者の体験が追体験できるような一冊だった。しかし短い期間に色々やってたなぁと思う。あと政治家に立候補したところが触れられてなかった位かな。違いといえば。2017/11/04
財布にジャック
53
あまりにも自伝的な内容なので、どこまでが創作なのか考えさせられました。軽くて読みやすいのですが、人間の業の深さを見せけつられ、読後感のよい小説とは言い難いです。でも、興味深い内容であったことは否定出来ません。2014/02/13
らむり
27
ライブドア事件をモチーフにした経済小説。う〜ん。ネタは面白いのに、軽くてアッサリし過ぎてた。ま、堀江さんも作家としては素人だろうから仕方ないかもだけど。深掘りしてたら、もっと良かった。2013/05/31
いずむ
25
このスピード、このパワー。舞台中央からの独白。次元の違う世界、ハッキリと引かれたライン。「カネはあるか。儲かるか。」かね、カネ、金。「世の中、金じゃない」なんて、結局金のないヤツの戯言だと、金はチカラなのだと、脳髄に叩き付けられる。どんな綺麗事も、”事実”の前では沈黙する。まさに”拝金”。「札束を前にして、同じコトが言えますか」だ。他人の決めたルールの外には出た。けれど、”チカラ”を思うがままに振るうと、何ができるのか。人と金と世界の関係。その本質を、決して美化せず、ボクに教えてくれたのは、この人だった。2013/04/16
ヒダン
4
ライブドア事件をそのまま題材にした小説。謎のオッサンに言われるがままに成り上がっていく青年が主人公。スピード感ある文章で一気読みした。(以下p.70より)商売の極意:「やりたいことをやるんじゃない。やっちゃいけないことを、しないことだ」①元手をかけない②在庫を持たない③定期収入がある④利益率(最初にはじめた人はボロ儲けできるから他にない商売をせよ)2013/07/24