内容説明
あることで気落ちしていたあなたは、自らを励まそうと、幼馴染みの真澄に誘われるまま、怪奇幻想文学作家・故鳥飼征流の住んでいたベルギーの古城で、夏休みを過ごすことにした。しかし、楽しいはずの旅行も、いつしか異様な連続殺人という惨劇に擦り替わっていく。それは、あなたが謎の少女を目にした瞬間から始まったのだった…。古城にまつわる戦慄の秘密とは。鬼才が二人称で綴る、奇想推理長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
8
古城を舞台にした幻想ミステリ。トリックやロジックよりは、ミステリ的な題材を使用した耽美的な雰囲気を楽しむ小説という印象。百合要素も……ある。2019/11/22
Ayah Book
5
前に読んだ「ツグミはツグミの森」と対になっているという?作品。こちらはベルギーの古城を舞台にした幻想的なミステリ。少女漫画的な雰囲気はとても好きだ。解説は皆川博子さま。2017/03/27
しろ
4
☆5 耽美的な描写で幻想ミステリという感じになっていた。思わせぶりな書き方で最後に何が待っているんだろうと思っていると拍子抜けさせられた。まあすべてにきっちり説明をつけるような小説が最近多いと思うのでこういうのも悪くはないし、この耽美的な文章は嫌いではないからいいけど。それでも二人称で表す必要は感じなかった。2010/01/10
ジャム
2
ベルギーの古城に友人の真澄と相沢とともに訪れた「あなた」はそこで体の一部が切り取られた不可解な連続殺人に遭遇する。そして、その背後には謎の少女の姿が見え隠れし・・・。 ミステリとしてはさほど驚きの真相というものがあるわけでもありませんでしたが、綾辻さんにも影響を与えた全編に漂う独特の幻想的な「雰囲気」で読ませる力はありました!こういう幻想的な闇の世界観を描いた小説は結構好きです2014/02/07
wm_09
2
二人称を用いた文体と奇妙なフレーズの繰り返しが、幻想的な雰囲気を作るのに一役買っている。ミステリとしてはお約束をきちんと踏襲しており、テンプレ感は否めないものの、何とも言えない歪みは竹本ならでは。(ローウェル嬢)2010/09/20




